韓国代表FWファン・ヒチャン(24)は、連敗に陥ったライプツィヒの“救世主”になれるだろうか。
ライプツィヒは来る11月5日(日本時間)、UEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第3節パリ・サンジェルマン戦を戦う。
現在、ライプツィヒとパリ・サンジェルマンは勝ち点3で並び、得失点差で上回るパリ・サンジェルマンが2位につけている。グループステージ突破のため、両チームとも今回の対戦での勝利が必須である。
ライプツィヒのチーム状況は良くない。先月29日のCLグループステージ第2節でマンチェスター・ユナイテッドに0-5の大敗を喫すると、続く11月1日のブンデスリーガ第6節ボルシア・メンヒェングラートバッハ戦でも0-1で敗戦。
開幕から維持していたリーグ無敗は途絶え、ノーゴールでの直近公式戦2連敗と、ライプツィヒらしからぬ戦いぶりが続いている。
ファン・ヒチャンの状況も悪い。ザルツブルクで躍動した昨シーズン同様のパフォーマンスを発揮できず、ポジション争いで後れを取っている。第2節での臀部負傷も重なり、コンディションを100%引き上げられていない。
公式戦出場記録を見ても、ここまでブンデスリーガは4試合すべて途中出場、プレータイムはわずか100分。CLでも、第1節イスタンブールBBSK戦で後半から45分消化したのみ。
ライプツィヒでのデビューを飾った去る9月のDFBポカール1回戦で先発出場して以降、ファン・ヒチャンはベンチを温める日々が続いている。合計出場時間は6試合234分と、1試合当たりの出場時間は40分にも満たない。ブンデスリーガとCLでは、未だどちらもノーゴール・ノーアシストだ。
連敗中のライプツィヒに対し、パリ・サンジェルマンは直近3試合で9ゴール無失点と好調。完ぺきな攻守のバランスを披露している。
ネイマールやキリアン・エムバペ、マウロ・イカルディら攻撃陣がライプツィヒ戦の招集メンバーから外れたが、マルキーニョスやプレスネル・キンペンベ、アレッサンドロ・フロレンツィら守備陣は健在だ。
ファン・ヒチャンは昨シーズンのCLで、初挑戦ながら3ゴール5アシストの活躍を見せた。特に、リバプール戦ではフィルジル・ファン・ダイクを抜いて得点を挙げるなど、ステップアップへの足がかりも作った。
今シーズンは序盤から浮沈が続くファン・ヒチャンだが、昨シーズン同様CLで自身の実力を発揮し、チーム率いるユリアン・ナーゲルスマン監督に強烈なインパクトを与えられるだろうか。
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