韓国プロサッカーKリーグで長らく禁じられていた「外国籍GKの登録」が、27年ぶりに解禁となる。
韓国プロサッカー連盟(以下、連盟)は6月19日、ソウル新門路(シンムンロ)のサッカー会館で2025年度第3次理事会を行った。
今回の理事会では、△2026年シーズン以降の外国籍GK登録許可、△Kリーグ2の試合エントリー上限人数増加、△ヤングプレーヤー賞の受賞資格におけるホームグロウン追加、△新任理事の選任、△FC安養(アニャン)に対する賞罰委員会の結果の再審などの案件を審議・議決した。
2026年シーズンより、Kリーグ1・2部で外国籍GKの登録が可能となる。
Kリーグでは、過去に8チーム体制で運営されていた1990年代中盤に大多数のクラブが外国籍GKを主力として起用していた。そのため、韓国人GKの育成を目的とし、1996年から段階的に外国籍GKの出場試合数を制限し、1999年に外国籍GKの登録を完全に禁止した経緯がある。
今回の理事会では、GKという特殊なポジションで外国籍選手の登録が制限された結果、フィールドプレーヤーに比べて韓国人選手の年俸上昇率が過度である点や、外国籍GK制限の規定が導入された当時と比べてクラブ数が大幅に増加し、例え外国籍GKの登録が許可されても韓国人GKの出場機会を十分に確保できる点などが考慮された。
このため、2026年シーズンからはKリーグの大会要項に記載されていた「GKは国内選手でなければならない」という条項が削除され、Kリーグ1およびKリーグ2の両方に適用される。
2026年シーズンより、Kリーグ2の試合エントリー上限人数が既存の「最大18人」から「最大20人」に拡大される。
Kリーグ1は2024年シーズンより試合エントリー上限人数を「最大20人」で運営している。現在、Kリーグ2では先発11人+控え7人の「合計18人」が原則となっているが、これを先発11人+控え9人に拡大する。
理事会では、交代カードの多様性確保を通じて競技力向上を図るとともに、アジア枠および東南アジア枠が廃止され、国籍を問わない外国籍選手の登録人数が増加するなか、韓国人選手の出場機会を保障する必要性も考慮されたと説明した。
これまで「韓国籍の選手」に限定されていたヤングプレーヤー賞の受賞資格に、「ホームグロウン選手」を追加することが決まった。
理事会では、韓国国内のサッカー環境で育成され、Kリーグクラブとの新人契約を通じて韓国人選手と同様の身分を付与されたホームグロウン選手には、ヤングプレーヤー賞の受賞資格も韓国人選手と同じように与える必要があると明らかにした。
(文=ピッチコミュニケーションズ)
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