パリ五輪で「カッコ良すぎる射撃選手」として注目を集めた韓国のキム・イェジ(32)が、テスラ・コリアのアンバサダーに就任した。
キム・イェジと公式エージェンシー契約を結んでいるマネジメント会社Plfilは11月1日、キム・イェジが韓国国内で初めてテスラ・コリアのアンバサダーに選ばれたことを発表した。
キム・イェジ本人も同日、自身のインスタグラムにテスラ・コリアで撮影した写真を公開し、アンバサダー就任を明かしている。
今夏に行われたパリ五輪で、キム・イェジは射撃女子10mエアピストルで銀メダルを獲得。当時、銃を構えた際の表情やポーズが「カッコ良すぎる」とし、一躍世界的に注目を集めるアスリートとなった。
なかでも、テスラ創業者で知られるアメリカの実業家イーロン・マスク氏が、X(旧ツイッター)でとあるユーザーが公開したキム・イェジの過去の試合映像のポストに対し「彼女(キム・イェジ)はアクション映画に起用されるべきだ。演技は必要ない!」と絶賛。
別のポストに対する返信でも「射撃の世界チャンピオンがアクション映画に出演することはクールだろう」と伝えるなど、キム・イェジに興味津々な様子を示していた。そして今回、キム・イェジのアンバサダー就任で2人の縁が繋がることになった。
Plfilはアンバサダー就任発表に際し、「マスク氏の言及によって、キム・イェジとテスラが縁を結ぶことになった。持続可能な未来とスポーツを繋ぐ意味ある活動になるはずだ」と伝えており、キム・イェジも「私に気付いてくれたテスラとともにすることができて本当に嬉しい。テスラと一緒に良いメッセージを伝えていきたい」とコメントしている。
なお、マスク氏にアクション映画出演を勧められたキム・イェジだが、実際に“女優デビュー”を果たすことがすでに確定している。Plfilによると、キム・イェジは映画『Asia』のスピンオフシリーズ『Crush』への出演が決まったという。
『Asia』はアメリカとアジア7カ国以上から多国籍なスターが多数出演し、人種嫌悪や差別などに対するストーリーを盛り込んだ作品。キム・イェジは同作品のシピンオフ『Crush』で、インドの女優アヌシュカ・センとともに殺し屋役として出演予定とされている。
◇キム・イェジ プロフィール
1992年9月4日生まれ。韓国・忠清北道出身。身長157cm。射撃選手で、現在は全羅北道の任実郡庁射撃チームに所属。2024年パリ五輪・射撃女子10mエアピストルで銀メダルを獲得すると、銃を構えた際の表情やポーズが「カッコ良すぎる」として一躍有名に。テスラ創業者で知られるアメリカの実業家イーロン・マスク氏も「アクション映画に起用されるべき。演技は必要ない!」と絶賛した。インスタグラムのフォロワー数は100人程度だったが、現在は11万5000人まで増加。家族に夫と6歳の娘がいる。
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