集団感染クルーズ船に搭乗していた韓国人らが“大統領専用機”で帰国。隔離施設へ

2020年02月19日 社会

横浜港に停泊していた大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」に搭乗していた韓国人6人と日本人配偶者1人が、2月19日午前8時頃、仁川(インチョン)空港検疫所の隔離施設に到着した。

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彼らは同日未明、韓国へと帰国するために、羽田空港から大統領専用機(空軍3号機)に搭乗した。

深夜0時20分頃、新型コロナウイルスの集団感染が発生したダイヤモンド・プリンセス号から下船し、駐日韓国大使館が準備したバスで羽田空港に移動した。

大統領専用機は2月18日正午に、ソウル空港から出発し、同日14時50分頃に羽田空港に到着。帰国希望者を乗せるために待機していた。

韓国人6人と日本人配偶者1人を乗せた大統領専用機は2月19日未明離陸し、3~4時間のフライト後、金浦(キムポ)空港に到着。そこから仁川空港検疫所の隔離施設に移動した。

韓国政府は当初、韓国人の移送計画はないとの立場だったが、アメリカ政府がダイヤモンド・プリンセス号に搭乗したアメリカ人を救出するためにチャーター機を準備との情報が入りながら、方針を変えたと思われる。

1月18日、感染管理チーム関係者が地下鉄の駅内で防疫している

韓国の中央防疫対策本部によると、2月19日9時現在、韓国の新型コロナウイルスの感染者は計46人。そのうち12人はすでに退院した。

また診断検査を受けた人数は1万365人となった。そのうち9335人は陰性で、残りの1030人は検査が進行中だ。

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