「2023セマングム第25回世界スカウトジャンボリー」期間中、キャンプ場の女子シャワー室に入ったタイの男性指導者が送検された。
全羅北道(チョルラブクド)警察庁は8月16日、2日午前にキャンプ場内に設置された女子シャワー室に入り、入浴したA氏を建造物侵入の疑いで検察に送致したと発表した
シャワー室に入った女性指導者が男性の歌声を聞いたことで発覚した本件。女性指導者は外に飛び出して周囲に知らせたものの、キャンプ場内の安全問題を担当するセーフ・フロム・ハーム(Safe from Harm)は“文化的違い”としてA氏を警告処分にしていた。
その後、納得できずに反発した被害者側の通報で捜査に乗り出した警察は、A氏の行為が違法だったと見て事件を検察に渡すこととなった。ただし、事件の状況や陳述を検討した結果、“性的目的”による犯行ではないと判断したという。
A氏は「暑すぎてシャワー室に入って体を洗った」という趣旨の陳述をし、現在は韓国からの出国禁止処分を受け、国内に留まっている。
なお、「世界スカウトジャンボリー」は全羅北道・扶安郡(プアングン)のセマングム干拓地で8月1日から12日まで開催予定だったが、開始直後からさまざまなトラブルに見舞われたことで一部参加者が早期撤退し、キャンプイベントが前倒しで終了する事態となった。11日に行われたフィナーレのK-POPコンサートは無事成功したものの、後味の悪いイベントだったと言える。
■【画像】トラブル続きの世界スカウト大会、少年同士の“キス・タイム”
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