日本の“輸出規制”、韓国銀行が「長期化すれば韓国の輸出に打撃が大きい」と憂慮

2019年08月22日 社会

日本の輸出規制が長期化すると、直接的な関税規制よりも、韓国の輸出に打撃を与える可能性が高いという分析が出た。

韓国銀行(韓国の中央銀行)は8月22日、国会企画財政委員会に対する懸案報告で、「日本の輸出規制の場合、半導体の在庫などを勘案すると、短期的には輸出に与える影響は限定的だが、長期化すると否定的な影響が出る恐れがある」と述べた。

特に韓国銀行は、「核心素材・部品の日本への依存度が高い半導体、ディスプレイ、機械などを中心に、生産と輸出に否定的な影響が表れる可能性がある」と警告した。

韓国銀行は、日本からの輸入の割合が高い▲半導体素材▲特殊目的用機械▲精密化学製品などに対する輸出規制が強化される場合、打撃が大きいと見た。

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また、韓国銀行イ・ジュヨル総裁は「米中貿易紛争の激化は、韓国の輸出をより不振にする要因として作用している」とし、「両国間の葛藤過程で、韓国の対中国輸出の減少幅が拡大する可能性があり、不確実性の増大に伴う世界的な貿易萎縮などは、私たちの輸出に否定的な影響を与えるだろう」と憂慮した。

韓国銀行

イ総裁は、金融・外国為替市場については、対外環境の高い不確実性を考えたとき、変動性が随時拡大する可能性があると見通した。市場の不安が拡大される場合に備えて、コンティンジェンシープラン(想定外の事態に備えた対応策や手順のこと)を点検・補完し、安定化措置を適時に実施すると強調した。

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