日本の漫画の時代は終わる…!? 急成長するウェブ漫画事情。韓国の場合

2019年06月29日 社会 #漫画
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“IT強国”と言われている韓国では「ウェブトゥーン(Webtoon)」というネット媒体のマンガが紙媒体を追い越して久しい。

「Web」と「Cartoon(漫画)」を組み合わせた造語であるウェブトゥーンは、スマホやPC向けに最適化されており、いつでもどこでも無料(一部有料もある)で読めるのが最大のメリットだ。

動画よりもデータ通信量はかからず、ただ縦スクロールをするだけ。ウェブトゥーンはもはや動画配信サービスに並ぶ強力なコンテンツとなっている。

漫画雑誌に例えるなら137冊

現在、韓国のウェブトゥーン・ユーザーは約791万人。

サービスを提供しているプラットフォームはポータルサイトのNAVERやDaumをはじめ、カカオトークやLINE、モバイル通信会社、スポーツ新聞社など、40カ所に及ぶ。最近はウェブトゥーン専門サイトも続々と登場しており、少年、少女、青年、BL、アダルトなど、様々なジャンルが読めるようになった。

2015年の調査によると、韓国には2000人以上のウェブトゥーン作家が活動している。これをマンガ雑誌に例えるなら、1冊で15作品ほど掲載される雑誌が137冊ほど発売されているのと同じだ。ウェブトゥーンの2016年の市場規模は5800億ウォン(約580億円)で、2020年には1兆ウォンに達すると予測されている。

NAVERの場合、ウェブトゥーンが十分な収益を生み出しているため、NAVERから独立して子会社の設立も検討中だ。

有料ウェブトゥーン専門サイトの「LEZHIN COMICS(レジンコミックス)」は、サービスを開始3年で約300億ウォンの売上成績を記録。今、最も勝算のあるビジネスモデルの一つがウェブトゥーンなのかもしれない。

人気ウェブトゥーンを原作とするドラマや映画、CMも増えていることから、「ウェブトゥノミックス(Webtoon+Economics)」という新語まで誕生した。

そのきっかけとなった作品は、囲碁をモチーフにしたユン・テホ氏の『未生(ミセン)』。同作は30万部の売上を記録した書籍化もさることながら、モバイル映画・ドラマ化された上に、日本やアメリカに版権を輸出するほど大きな収益を創出し、ウェブトゥノミックスの代表例となったのである。

世界もウェブトゥーンに注目

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