3月9日に本投票が行われた第20代韓国大統領選挙で、保守系野党「国民の力」ユン・ソギョル（尹錫悦）候補と調接戦を繰り広げた与党「共に民主党」のイ・ジェミョン（李在明）候補が、記者会見で落選の挨拶を伝えた。
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イ候補は10日、大統領選の敗北について「最善を尽くしたが、期待に応えることができなかった。すべては私の不足のためだ。皆さんの敗北でも民主党の敗北でもない。すべての責任は私にある」と述べた。
イ候補は同日未明、ソウル汝矣島（ヨイド）にある党本部で記者会見を開き、「全国で日常を後回しにして、ともに頑張ってくださった多くの国民の皆様。また、昼夜を問わず汗を流した選挙対策委員の同志やボランティア、党員同志や支持者の方々に申し訳ないという言葉とともに、皆さんの熱い関心に感謝の気持ちを伝えたい」と口を開いた。
続いて、「ユン・ソギョル候補にお祝いの言葉を申し上げる」とし、「当選者が分裂と葛藤を乗り越え、統合と和合の時代を切り開くことを心よりお願いしたい」と伝えた。
そして、「依然として韓国国民を信じている。韓国国民は偉大だった。コロナ19の危機的状況でも高い投票率で民主意識を見せてくださった」とし、「皆さんがいる限り大韓民国は前進し続けるだろう。一日も早くコロナ危機を克服し、日常を回復することを願う」と挨拶した。
イ候補は用意していた原稿を胸元から出して読み上げたあと、挨拶をして、すぐにその場を離れた。
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