1日当たりの新型コロナ新規感染者が20万人台を推移している韓国では、明日(3月9日)に第20代大統領選挙の投開票が行われる。
与党の「共に民主党」から出馬したイ・ジェミョン(李在明)候補に対して、保守系最大野党「国民の力」はユン・ソギョル(尹錫悦)候補とアン・チョルス(安哲秀)候補が結託し、一本化している。
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投開票に先立ち、感染者・隔離者たちによる事前投票時、ずさんな管理で大混乱が起こったことについて、ノ・ジョンヒ(盧貞姫)中央選挙管理委員長が謝罪した。
3月8日、ノ委員長は第20代大統領選挙事前投票の準備不足問題と関連し、「不十分な準備で混乱と不便をかけた点に対して、委員長として責任を痛感し、謝罪する」と明らかにした。
そして、ノ委員長は同日、京畿道果川(キョンギド・クァチョン)の中央選挙管理委員会で、「美しい選挙、幸せな大韓民国のため国民に捧げる言葉」と題した国民に向けた談話文を発表し、このように述べた。
まず、「コロナ19確定者数が1日20万人を超える厳しい状況にもかかわらず、歴代最高の事前投票率である36.93%を記録した」とし、「国民の皆さんの確固たる主権意識と、高い選挙参加熱気を確認することができた」と伝えた。
続いて、「コロナ感染地震で大変な状況でも投票に参加してくださった有権者に感謝し、不便と混乱を経験した有権者と現場で苦労された方々に重ねて申し訳ない」とし、「選管は心機一転してすべての有権者が参政権行使に不便がないように準備し、投開票が終わるまで最善を尽くす」と明らかにした。
また、「有権者が安心して投票できるようにすべての投票所を徹底的に防疫し、手の消毒剤、使い捨て手袋などの防疫物品も備えた。投票しに行く時は必ずマスクを着用し、距離を置くこと・対話自制など投票参加国民行動規則を守ってほしい」と要請した。
なお、ノ委員長は事前投票で議論になった感染者・隔離者の投票権行使について、「(感染者・隔離者は4、5日の)午後6時から7時30分まで、住所地管轄の投票所で一般有権者と同じ方法で投票することができる。皆が安全かつ安定的に投票できるよう、一般有権者投票が終わったあとに投票が可能な点についてご了承いただきたい」と強調した。
「有権者は誰でも自分の望みを投票用紙に込めて表示する権利がある」とし、「自分と家族の将来を決める投票所が近いところにある。より良い未来のための希望を投票用紙に盛り込んでほしい」と投票権の行使を促していた。
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