集中豪雨の被害が広がる韓国…観測史上、最も長い50日以上も明けない「梅雨」に

2020年08月12日 社会

日本でも今年の梅雨は平年より11日ほど長かったが、韓国では現在も梅雨が続きながら今年は同国気象庁観測史上、最も長い梅雨として記録されることとなった。

韓国でこれまで最長の梅雨期間は2013年の49日間で、最も遅く梅雨が終わったのは1987年8月10日。今年はその記録をすべて塗り替えたことになる。

去る6月24日に梅雨入りした韓国では、50日が過ぎた8月12日現在も依然として梅雨が明けていない。

韓国の気象庁は8月12~13日は雨が停滞して高温多湿の天候が続き、8月15日の光復節を挟んだ3連休期間中に集中豪雨が発生すると予報した。

集中豪雨の被害も拡大

韓国では連日、広範囲にわたる集中豪雨が発生しており、政府が8月10日に発表したところによれば、死者は31人、行方不明者は11人に上る。住宅浸水などで非難した住民は1万人を超えた。

韓国気象庁は8月12日、「12日午後から夜の間、東海岸を除く全国のほとんどの地域で大気が不安定となり、突風と雷を伴った非常に強い雨が降るところが多いだろう」と述べた。

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8月13日は内陸で大気不安定によるにわか雨が降りそうだが、降水量や地域の範囲は小さい見通しだ。ただ観光客が集まる8月14~16日の3連休は、ソウルや京畿などが再び集中豪雨となる可能性が高い。

その後、北太平洋高気圧が大幅に拡大し、中部地方から梅雨が明けると期待されている。

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暑さもやってきた。韓国気象庁は8月11日11時に、江原道・江陵や大邱などに猛暑警報を出した。他にも江原道と慶尚道、全羅道、済州島などに猛暑注意報が出された。

特に慶尚内陸と江原東海岸は日中の気温が35度前後まで上がり、夜も気温が25度以上という熱帯夜となっている。

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