韓国は“脱マスク”が決定、新型コロナ禍が始まって以降約2年ぶり

韓国では5月2日より野外でのマスク着用義務が解除される。新型コロナ禍が始まって以降、約2年ぶりのことだ。

【注目】韓国、感染対策全面解除でどう変わる?

しかし、感染の危険性が高いとされる50人以上での集会、行事、公演、スポーツ観戦の際は、マスク着用義務が維持される。

キム・ブギョム(金富謙)首相は4月29日、韓国政府ソウル庁舎主宰のコロナ19中央災難安全対策本部会議で、今後のマスク着用指針の変更を発表した。

キム首相は「一部で憂慮もあったが、1人だけの散歩や家族旅行でさえマスクを外せない国民の息苦しさと不便さに背を向けるわけにはいかないと判断した」と説明。

韓国のコロナ検査の様子

続いて「防疫と医療状況は確実な安定傾向だ」とし、「フランス、ニュージーランド、シンガポールなどはオミクロンのピーク直後、または1カ月前後を目安にマスク着用義務を解除したが、特に問題なく減少傾向を見せている。韓国も屋外でのマスク着用義務化指針を解除すべき時期に来ている」と強調した。

先立って5月末、アン・チョルス(安哲秀)大統領職引継ぎ委員会委員長は、「屋外マスクフリー」宣言を検討するとして、現時点でのマスク着用義務の解除に反対している状況だが、現在の防疫状況を総合的に判断した場合、屋外でのマスクの着用義務を維持する必要はないというのがキム首相と韓国政府の判断だ。

一方で、「コロナ19の遺症状者や高危険群の場合、多数が集まった状況で1m以上の距離維持が難しかったり、飛沫の生成が多い場合には屋外でのマスク着用を積極的に勧告する」とも伝えている。また韓国政府は、防疫規制緩和と同時に高齢者などの管理は強化するとしている。

ほかにもキム首相は、「血液がんや臓器移植で免疫抑制治療を受けており、予防接種による抗体形成が難しい方のための予防用抗体治療剤を近く導入する計画だ」と明らかにした。

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