ウクライナ義勇軍として参戦中の韓国元軍人イ・グンの影響だろうか。
ポーランドに無断出国してウクライナへの入国を試みた韓国海兵隊の兵士Aさんの身柄確保が遅れている。国境検問所で韓国大使館の職員が身柄を引き渡してもらおうと待っているが、本人が拒否している。
3月23日、韓国外交部によると、海兵の某部隊所属の兵士Aさんは前日、ポーランドからウクライナに入国しようとしたが、ウクライナ側の国境検問所で入国が拒否された。その後、ウクライナ側はAさんをポーランド東南部にあるポーランド側の国境検問所に連れていった。
だがAさんが検問所から出ることを拒否しているとのこと。正確な理由は把握されていない。大使館関係者は検問所の中に入ることができず、ポーランド側もAさんに食べ物を提供するなど、強制的に送り出さないことがわかった。
韓国の軍関係者によると、休暇中だったAさんは3月21日、仁川(インチョン)国際空港を通じてポーランドのワルシャワに出国した。服務中の軍人が海外旅行をするには、国外旅行許可を受けなければならないが、Aさんは軍服務直前まで使っていたパスポートを利用して出国したという。Aさんは軍務離脱罪で処罰されることになる。
とあるメディアは、Aさんが電話通話でロシアの侵攻を受けるウクライナ国際医用軍に志願するために出国したと話したと報じた。
先立って3月初め、海軍特殊部隊出身のイ・グンがウクライナ義勇軍として参戦し、大きな議論になった。
イ・グンと一緒に出国した仲間たちは紆余曲折の末に戻ってきたが、イ・グン本人はウクライナに残っているとされる。イ・グンも出入国法違反で刑事処罰が避けられない状況だ。イ・グンは帰国後、相応の処罰を受けると自ら伝えた。
■“死亡説”まで浮上したウクライナ義勇軍に参加中の韓国元軍人「生きている」
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