韓国で新型コロナの新規感染者数が60万人を超えた。死者数も400人台となり過去最多となっている。オミクロン株の感染が広がっているなかで、一体ピークがいつになるのかと不安の声が広がっている。
韓国中央防疫対策本部は3月17日0時基準で、新規感染者数が62万1328人増加し、累計感染者数が825万592人と集計されたと明らかにした。新規感染者数は前日の40万711人に比べて22万617人も急増した。初めて40万人台を超えてから、わずか1日で60万人台に突入したことになる。
3月14日から専門家用の迅速抗原検査結果が「陽性」である人も、そのまま感染者に分類されており、また前日に欠落した感染申告件数がこの日に集計に含まれ、新規感染者数が大幅に増加したものと見られる。
新型コロナで死亡した人は429人に上り、新型コロナ事態以降、初めて400人台を記録した。直前日(3月15日)の164人に比べ、265人も急増した。
韓国政府は感染拡大のピーク時期を3月16~22日と見ており、同時期の一日当たりの平均感染者数を37万2000人ほどと予測したが、それをはるかに超える感染者が生じており、ピーク時期が変更される可能性もある。
新規感染者が急増し、同日0時基準の在宅治療者数(192万5759人)も200万人台に近づいた。前日(177万6141人)から14万9618人増えた。在宅治療管理医療機関の健康モニタリングを受ける60歳以上など集中管理群は28万5070人で、残りは自宅で自ら健康を管理する一般管理群だ。
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