公売入札となっていた朴槿恵(パク・クネ)前大統領の自宅が、38億6400万ウォン(約3億8600万円)で落札された。
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8月12日、競売専門企業であるGGオークションと韓国資産管理公社の公共資産処分システム「onbid」によると、朴槿恵前大統領の私邸は、8月9~11日の第1回目の公売入札を経て、同日、落札された。
有効入札は3件で、落札金額は38億6400万ウォン。これは最低入札価格(31億6554万ウォン)よりも、6億9846万ウォン(約7000万円)高い金額だ。
公売を委任した機関はソウル中央地検で、検察は国政壟断事件で最終判決を受けた朴槿恵前大統領が、罰金と追徴金を自主納付しなかったため、3月に差し押さえを執行した。この建物は13年前の2008年に保存登記された一戸建て住宅で、鑑定価格は31億6554万ウォンだった。
朴槿恵前大統領は2017年4月にこの住宅を28億ウォン(約2億8000万円)で購入した。土地面積は406平方メートル、地下2階と地上2階の建物の総面積は571平方メートルだ。
CGオークションのイ・ジュヒョン先任研究員は、「1坪当たり3140万ウォン(約314万円)のラインで、周辺の相場よりもはるかに高く落札された。投資家や実際の需要者ではなく、利害関係者が落札したものとみられる」と説明した。
朴槿恵前大統領は今年1月、国政壟断と国家情報院特殊活動費上納などの容疑で、懲役20年、罰金180億ウォン(約18億円)、追徴金35億ウォン(約3億5000万円)の実刑が確定した。セヌリ党公認介入の容疑で確定されていた懲役2年を加えると、計22年の刑を受けなければならない。
朴槿恵前大統領は2017年3月31日に拘束されたため、残りの刑期をすべて満たすのは2039年。彼女が87歳のときだ。
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