韓国の人気モクバン（大食い）ユーチューバー、ヘムジが中国の所属事務所から契約を解除された。
理由は、「キムチとサム（野菜で肉などを包んだ料理）は韓国料理だ」と話したからだ。
1月15日、ヘムジは自身のYouTubeチャンネルコミュニティを通じて、「最近起こったことについて議論がされているようなので、事実をそのまま申し上げる」と長文を公開した。
ヘムジは「数カ月前、ウロンサムパプ（タニシの野菜包みご飯）の動画をアップロードした。いたずらや悪口以外のコメントには、ハートをクリックした」とし、自分がハートをクリックしたコメントのうち、問題になったコメントがあったと説明した。
そのコメントとは「ああこれを見たら、また騒がれる。中国の奴らがサムも自分たちの伝統文化と言っているのに」というもので、「ここで中国の奴らという表現が問題となっている。奴らという表現が良い表現ではないが、過剰な悪口のように翻訳されていることを知った。十分に誤解を招く余地があり、その部分についてはライブを通じて謝罪した」と伝えた。
また、「ライブをする前に、いつライブをするか知らせたのだが、中国でお金稼ごうと思って謝罪するのかというコメントが付き、誤解されている部分について詳しく説明した。私が謝罪するのは上述した部分であり、サムやキムチは当然、韓国の料理と文化だと思ったので、思いのままに申し上げた」と伝えた。
しかし「今回のことで、中国のプラットフォームの仕事を手伝ってくれる会社との契約が解除された」と明らかにした。
ヘムジは最後に「中国で活動するためにキムチを中国料理と言う必要があるのであれば、中国での活動はしない」と思いを述べた。
そんなヘムジの堂々とした発言に、韓国のユーザーたちは拍手を送っている。一方で中国のネット上では依然としてサムとキムチを自分たちの文化だと主張されており、ヘムジへの非難も続いている。
前へ
次へ
