未成年者の女性たちを性搾取した“n番の部屋”事件と関連し、運営していた25歳男性の身元が公開された。
現在、韓国で大問題となっている“n番の部屋”事件とは、女性を脅して撮影したわいせつ画像を数十万人がSNSで共有していた事件のこと。組織的なデジタル性犯罪で、20万人以上の有料会員がいたという。被害女性は未成年者を含む70人以上に上る。
韓国民放テレビ局のSBSは3月23日、『8時のニュース』で国民の知る権利のために被疑者の顔と名前を公開するとし、運営者は25歳チョ・ジュビンだと明らかにした。
SBSによると、チョ氏は2018年に大学を卒業し、情報通信を専攻したが、ライティングが好きで学内読書感想大会で1位になったこともあるという。校内報で活動しながら編集局長を務めたこともあり、成績も良くて奨学金も数回もらっていたと報道した。
校内報で一緒だった同僚の学友の証言によると、チョ容疑者は学内で性問題などの逸脱行為をしたことはないという。
警察側は、チョ容疑者が卒業した2018年からテレグラム活動を始め、2019年9月、テレグラムに“博士の部屋”と名付けたものを設け、性犯罪を始めたと報じた。
一方、警察は3月24日に身元情報公開審議委員会を開き、チョ容疑者の名前や顔など身元を公開するかどうかを決めるとしている。
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