飲酒運転で立件されたBTSのSUGAだが、兵役期間が延長されることはないとの見解が出ている。
8月7日、韓国兵務庁の関係者は複数の韓国メディアに「SUGAの社会服務期間が延長される処分はないだろう」と話した。
その理由として「社会服務要員は勤務時間中に起きた業務不履行などに関しては身分上の措置を受けるが、勤務時間外の出来事は一般の刑法が適用される」と説明した。
現在、SUGAは「社会服務要員」として兵役中だ。社会服務要員とは、兵役判定検査で「4級(補充役)」の判定を受けた人が現役兵の代替として公的機関で勤務する制度のことで、区役所や福祉施設などに所属し、現役兵と違って自宅から配属先に通う。
兵務庁が発表した社会服務要員の禁止行為および罰則に関する規定によると、勤務時間中の飲酒、賭博、風紀を乱す行為、その他の勤務規律を乱す行為を行った場合、警告1回につき5日間の勤務延長が追加される。だがこれは勤務時間中の出来事にのみ該当する。
所属事務所BIGHIT MUSICの発表によると、SUGAが電動キックボードを飲酒運転したのは「8月6日夜、飲酒状態で自宅に帰宅中」だ。勤務時間中の不祥事ではないため、一般の刑法が適用され、「罰則金と免許取り消し処分」となった。
そのためこれまで通り、SUGAは2025年6月に召集解除される見通しだ。
なおSUGA本人は同日、謝罪文を発表。「皆さんを失望させることになり、非常に重くて申し訳ない気持ち」とし、「私は昨夜、食事の席で酒を飲んだあと、電動キックボードに乗って帰宅した。近いからという安易な考えと、飲酒状態では電動キックボード利用が不可能だという点を認知できず、道路交通法規に違反した」と頭を下げた。
◇SUGA プロフィール
1993年3月9日生まれ。本名ミン・ユンギ。2010年に所属事務所Big Hitエンターテインメント(現HYBE)が開催した「HIT IT AUDITION」で2位合格し、練習生に。2013年にBTSのメンバーとしてデビューした。グループ内ではリードラッパーを担当しており、BTSの一員として活躍する傍らで、高い作詞・作曲・編曲の実力をもって音楽プロデューサーとしても人気を集めている。
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