K-POPミュージックビデオ監督としては初となるハリウッド映画製作だ。
有名K-POPミュージックビデオ製作会社「ZANYBROS」のホン・ウォンギ監督は、ハリウッド有名プロデューサーのスコット・ストラウスと契約を締結し、Lynn Q.Yu原作の『UNNIE』実写化を手がける。
2023年、すでにハリウッドでブラックリスト(期待の話題作)に選ばれた『UNNIE』は、アメリカを舞台としてK-POP業界の果てしない競争を描いた作品。バレエ団でのトップ争いによる精神的苦痛を描いた『ブラック・スワン』(10)的な世界観だという。
2025年上半期にソウルとロサンゼルスを行き来しながら製作予定の本作は最近、ハリウッドの有名俳優とK-POPアーティストのキャスティング作業に突入した。
2001年にホン・ウォンギ監督とキム・ジュンホン撮影監督によって設立されたZANYBROSは、BTS、EXO、東方神起、スーパージュニア、少女時代、KARA、(G)I-DLE、MAMAMOOなど、1500本余りのミュージックビデオを制作し、K-POPビジュアルの世界進出に一役買ったレジェンド制作会社だ。
ホン・ウォンギ監督はこれまで、誰もが見慣れた韓国の怪談をK-POPアーティストと融合させたNetflixシリーズ『クェダム:禁断の都市怪談』(20)と、映画『ソウル怪談』(21)を制作し、業界の注目を集めた。現在は映画『コネクティング』(仮題)の撮影を終え、編集作業に突入している。
『UNNIE』についてホン・ウォンギ監督は、「華麗なステージを渇望する少女たちが夢を叶えようと、極限まで追い込まれる緊張感あふれるスリラー映画で、K-POPの世界的人気とともに世界的な反応を得ることを期待します」と述べている。
また、『バイオハザード』や『アンダーワールド』シリーズ、『モンスターハンター』など、約20年間で約40本の映画製作を通じて、3億ドル(約470億円)以上のボックスオフィス成績を収めた「Badlands」のスコット・ストラウスは、「韓国でZANYBROSに会ったあと、彼らを通じてグローバルファンが望むK-POPワールドを独特な方法で伝えることができると確信したし、ホン・ウォンギ監督がこれまで制作してきた華麗な映像美と情熱がこの映画に唯一の代案だという信頼を持つようになった」と、自信を表わした。
そして、『ジョン・ウィック』『ボーダーライン』シリーズを手がけたサンダー・ロード社のベイジル・イヴァニク、エリカ・リーが共同プロデューサーとして参加し、レネゲード・キャピタルのアンドリュー・シュワルツバーグとジョン・シフマン、デザート・ブルームのジェニス・リーも参加する見通しだ。現在、韓国とアメリカでの撮影を目標に準備に拍車をかけている。
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