全員がオーディション番組出身!日本でプレデビュー経験した“ベテラン新人”WAKERが語る目標とは【インタビュー】

2024年07月28日 話題

「事務所の規模は小さいけど、高いクオリティを発揮できるということを証明したいです」

【写真】BTS・VにそっくりなWAKERメンバー

HOWLINGエンターテインメントからデビューした6人組ボーイズグループWAKER(ウェイカー)は、リオ、セボム、コヒョン、イジュン、セビョル、クォンヒョプのメンバー6人全員がMnet『PRODUCE 101』やJTBC『MIXNINE』、MBC『少年ファンタジー』、チャンネルA『青春スター』など、多様なオーディション番組の出演経験を持つ“ベテラン新人”だ。

昨年9月にメンバーたちが集まり、約3カ月間の短い練習生生活を経てプレデビュー活動に突入したWAKERは、日本で約150回以上の公演を行い、安定したライブとパフォーマンスを実際のステージで披露し、経験を積んだ。

その経験をもとに今年1月8日、初のミニアルバム『Mission of School』を発売し、正式にデビューした。

WAKER
(写真=HOWLINGエンターテインメント)

韓国は中小事務所が生き残りにくい環境だが、日本では規模の小さい会場から少しずつ公演を行い、ファン層を強固に作ることのできる環境が設けられている。

そのため、WAKERはこれを基盤に海外のファンを集めると同時に、デビュー後は韓国でさらに高いクオリティの公演を見せるという計画を立てている。

イジュンは「公演をしている間はファンとの距離も近く、直接目で見ながら感じられるので、グループも少しずつ人気になっているんだ、人気になれるんだと感じることができた」とし、「最初は会場を満員にすることができなかったが、時が経つにつれ、席が足りなくて立ち見する方がいた」と話した。

コヒョンもやはり、「正式なデビューは1月だが、昨年12月から日本でプレデビューしてきたのでさらに自信も出てきた。会場の中でもハプニングが多く生じるが、そこでの経験値を基に巧みさと熟練度が上がったようだ」と、成長した点を語る。

ほぼ全員が“デビュー白紙”を経験

1994年生まれから2002年生まれまで、各世代が幅広く在籍するWAKERの平均年齢は20代中盤だ。

メンバーたちは数多くの“デビュー白紙”の経験と多方面での活動を経ただけに、決して若い年齢ではない。なかにはすでに兵役義務を終えたメンバーもおり、新人でありながら“ベテラン”のような老練さもある。

WAKER
(写真=HOWLINGエンターテインメント)

2017~2019年に活動した14人組ボーイズグループ14U(ワンフォーユー)で一度デビュー経験のあるコヒョンは、今年10月に30歳の誕生日を迎える最年長メンバーでありリーダーだ。

今回、WAKERのメンバーとして再びデビューすることになった理由について、彼は「前のグループが解散し、その後は演技にも挑戦してソロアルバムも出したが、虚しさがしきりに感じられた。運良く今の代表に出会い、ともに過ごすメンバーたちと会って確信と自信が生まれた」とし、「お金を払ってもできない経験をしたと思う。音楽番組とコンサートをすでに経験しているので、リーダーとして今のメンバーたちの助けになる部分があるようで嬉しく思う」と伝えた。

クォンヒョプとイジュンはMAROO 企画の練習生出身であり、1998年生まれの同い年だ。クォンヒョプは18歳から練習生生活を始め、10年の歳月を経てデビューの夢を叶えた。練習生時代はBTSのVに似ていることで話題になったこともある。

実際にBTSの所属事務所BIGHIT MUSICと親会社であるHYBEにスカウトされたという彼は、「初めてVさんに似ているという記事が出たとき、嬉しいというよりは先が暗いと思った。先輩の迷惑にならないよう、自分ももっと頑張らなければいけないと覚悟した」と力を込めた。

イジュンは「デビューが白紙になり続けて挫折を繰り返したので、『自分の進むべき道ではないのだろうか』とも思った。自分はすごく輝いているのに これをどうやって見せられるか待っていたら、こうしてWAKERとしてデビューした」と明かした。

過去に気胸の手術を3回も受けたというイジュンは、練習中に倒れたこともあるという。ただ、「体が弱いが、そのような痛みがむしろ自分をさらに強くさせた」と、アイドルとして活動することへの強い意志を表した。

WAKER
(写真=HOWLINGエンターテインメント)

2001年生まれのセビョルと2000年生まれのリオは、SOURCE MUSICの練習生出身だ。当時はBOYNEXTDOORのテサンやNewJeansのミンジなどと一緒に練習生生活をしたが、SOURCE MUSICがHYBEと合併する過程で退所を余儀なくされた。

セビョルは「SOURCE MUSICとGROOVL1Nを経て今の事務所に来ることになった。2度の失敗に未練はないと言ったものの、その一方でもう一度やってみたいという気持ちがあった」と打ち明けた。

リオは「モデルになる準備をしながらダンスを学んだ。もう若い年齢ではないのですごく悩んだが、セビョルと一緒にデビューすることになって心強い」と話した。

2002年生まれで末っ子メンバーのセボムは、韓国舞踊や現代舞踊、バレエなどのダンスが特技だ。

しかし、そんなセボムも4度のデビュー失敗を経験しているだけでなく、一昨年には実の姉を事故で亡くすなど、やはり苦しい時間を過ごした一人である。セボムは姉に対する恋しさを、今回のアルバム収録曲『To.X』の歌詞に盛り込んだ。

彼は「夢を諦めようかと思ったが、両親が姉を亡くしてとても苦しんでいたので、テレビに出る自分の姿をお見せしながら喜びをもたらしたかった。デビューしてから両親が本当に喜んでいる。姉も自分がデビューした姿をとても見たがっていたが、おそらく天国でも好きになってくれそうだ」と淡々と話していた。

「授賞式で賞を総なめに」“ベテラン新人”の決意

WAKERの2ndミニアルバム『Sweet Tape』は、今年1月に発売した1stミニアルバム『Mission of School』以来、約6カ月ぶりに発売するアルバムだ。

デビュー後初のカムバックに、イジュンは「1stミニアルバムよりアイドルらしくなった。夢に段々と近づいている。時が経つほど、遅いかもしれないがアイドルらしくなったということを感じる。もっとかっこよくなった」と自信を示した。

タイトル曲『Vanilla Choco Shake』は、蒸し暑い夏を涼しくしてくれる楽しいバンド基盤のファンキーなダンスポップ曲だ。

コヒョンは「夏の蒸し暑さを吹き飛ばしてくれるWAKERの力強い歌だ。初々しい恋を始めるという内容を甘くフレッシュに表現した」とし、「1stミニアルバムのときは過激な振り付けが多かったが、今回は甘い感じを生かすため、カルグンム(キレ味抜群の群舞)というよりは、ステージの上で楽しい姿を見せようと努力した」と説明した。

WAKER
(写真=HOWLINGエンターテインメント)

メンバーたちはそれぞれ壮絶な過程を経てデビューの夢を叶えただけに、長くWAKERというグループを守りたいと口をそろえた。

コヒョンは「メンバー全員が新人らしくない面があってこなれているので、ウィットを持って上手く活動できそうだ。公演も小さい会場から始めたので、ファンとより絆が深く、強固な関係であるという点が自分たちの強みだ」とし、「長く活動していくチームになりたい」と強調した。

また、リオが「今年の授賞式で賞を総なめにしたい」という目標を伝えると、セビョルは「小さい会場から着実に経験を積み、最終的な目標はドーム公演。大きな舞台に立つことがグループの力を証明すると思う」と、堂々と抱負を語っていた。

【写真】BTS・VにそっくりなWAKERメンバー

【写真】「えっ、そんな理由で?」兵役免除された韓国スター20人

【写真】デビューから5日で解散発表したK-POPガールズグループ

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集