“塾講師のロマンス”描いたドラマ『卒業』、チョン・リョウォン&ウィ・ハジュンが語る撮影秘話【インタビュー】

2024年07月16日 話題

韓国で“私教育1番地”と呼ばれるソウル大峙洞(テチドン)の人気講師たちの暮らしはどうだろうか。

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日本ではU-NEXTで独占配信され、去る6月30日に放送が終了したtvNドラマ『卒業』は、入試の最前線で毎日高校3年生のような日々を生きる塾講師たちの生活と愛を描いた作品だ。

“初恋のアイコン”と呼ばれる女優チョン・リョウォンと、まだ恋愛演技が苦手という俳優ウィ・ハジュンは、大峙洞の現役塾講師に劣らぬ熱演で視聴者の目を魅了し、トキメキを与えた。

卒業
(写真=tvN)

「私は当然、英語講師役だと思っていました。国語講師役だとは思いもしませんでした」

チョン・リョウォンは昨年5月、アン・パンソクPDからラブコールを受けた日をはっきりと覚えている。

マネージャーが「一度読んでみて」と渡した台本で演出家の名前を確認した彼女は、最初のページを読む前に「絶対にやると伝えて」と話した。チョン・リョウォンは「常にすべての台本を直接読んで出演を決めてきましたが、台本を読む前に決めた作品は『卒業』が初めて」と笑った。

実際に台本を読んでみると、自身の配役は大峙洞の一流国語講師ソ・ヘジン役だった。

小学6年生のとき、オーストラリアに移民して現地で教育を受けた後、20歳でガールズグループ「CHAKRA(シャクラ)」のメンバーとしてデビューし、韓国に来た彼女としては途方に暮れた。

インターネット講義で有名なキム・ドンウク、カン・イェヨン、キム・ジェンマ講師の講義を見て参考にし、昨年放送されたtvNドラマ『イルタ・スキャンダル~恋は特訓コースで~』で塾講師役を演じた俳優チョン・ギョンホに黒板を借りて練習した。

チョン・リョウォン
(写真=BLITZWAY STUDIOS)チョン・リョウォン

人々には、2005年放送のMBCドラマ『私の名前はキム・サムスン』を通じて“初恋のアイコン”として記憶された。しかし、アン・パンソクPDはチョン・リョウォンに「ソ・ヘジンは“恋愛経験ゼロ”」と釘を刺した。

チョン・リョウォンは「例え生徒だとしても、6歳しか年齢が違わないジュノと恋に落ちることができると思いました。“師弟の間”という単語に焦点を合わせないようにしませんでした」と説明した。

続けて、相手役のウィ・ハジュンについては、「台本内のジュノは現場で“ジュンの方”という愛称で呼ばれていました。でも、ウィ・ハジュンという重みのある俳優と会い、“ジュンの方”ではなく魅力的なイ・ジュノになりました」と褒めた。

久しぶりにチョン・リョウォン流の初恋演技を披露した彼女は、「“初恋”の修飾語として再び呼ばれるとは思わなかったです。一生“初恋”の演技をすることはできないので、ありがたく受け入れます」とし、「台本さえ良ければ、再び恋愛演技の面白さを感じたいです」と付け加えた。

卒業
(写真=tvN)

「勉強部屋が一つだけの全羅南道莞島(チョルラナムド・ワンド)で学生生活を送り、大峙洞の現実を見てびっくりしました」

洗練された外見とは異なり、ウィ・ハジュンは学生時代に山と海で運動ばかりしていたと言って笑った。

塾もなく、学校で夜間学習をするのがすべてだった彼は、大峙洞の一流講師を夢見る『卒業』のイ・ジュノを演じ、最近の10代の現実が残念だと話した。

「最近の学生は5~6校の塾に通うのが基本じゃないですか。コーディングまで学ぶそうで…。ドラマのジュノの台詞のなかで、国語の勉強をすることで全体の学習能力を育てることができるという台詞に共感しました。僕も学生時代に本をたくさん読んでいたら、台本を読む能力も、演技にも役立っていたと思います。ジュノ式教育に惹かれました」

『卒業』はウィ・ハジュンが9年ぶりに選択した恋愛ドラマだ。これまで主にジャンルドラマに出演した彼は、新人時代、自身を起用したアン・パンソクPDの呼びかけにすぐに応じた。

「2018年にJTBC『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』でソン・イェジン先輩の弟役として出演しました。5年ぶりに再会しましたが、これまで一生懸命演技した時間が報われた感覚でした。感慨深かったので、もっと上手くやりたかったです」

ウィ・ハジュン
(写真=MSTEAM ENTERTAINMENT)ウィ・ハジュン

もっとも、恋愛ドラマの演技はぎこちなく不慣れだった。そこで、“初恋のアイコン”である先輩のチョン・リョウォンに助けを求めた。

彼は「リョウォンさんから“ハジュン、あなたは恋愛の演技をするときはこんなに魅力的なのに、これまでどうしてしなかったの?”と聞かれました。その言葉が大きな力になりました」と感謝を表した。

『卒業』のイ・ジュノと別れを告げたウィ・ハジュンは、また別のジュノで視聴者たちに挨拶をする。来る12月に公開されるNetflixオリジナルシリーズ『イカゲーム2』のファン・ジュノ役だ。

「昨年はずっとジュノとして暮らした」というウィ・ハジュンは、「次回作ではロマンティック・コメディジャンルに挑戦したい」と抱負を伝えた。

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