KARAのク・ハラさんがこの世を去って約4年が経過した今、彼女の死に関する疑問点が浮き上がっている。
ク・ハラさんは2019年11月24日、28歳という若さで亡くなった。
当時、ク・ハラさんと連絡がつかなかった家政婦が、自宅を訪問して遺体を発見し、警察に通報。警察の捜査の結果、リビングのテーブルには直筆の短いメモが残されており、犯罪容疑はないことが確認された。
この事件と関連して、6月22日に放送されたドキュメンタリー番組『それが知りたい』(SBS、原題)では、ク・ハラさんの自宅にあった金庫盗難事件が扱われた。最近、英『BBC』のドキュメンタリーにより、ク・ハラさんがバーニングサン事件の公益情報提供者であることが知らされたことで、金庫盗難事件も関係しているのではないかという疑惑も浮上したためだ。
ク・ハラさんは亡くなる前日の11月23日、公式SNSに、眠ろうとする姿とともに「おやすみ」と投稿していた。その一方で、数時間後には非公開アカウントに「怖い」と投稿していたことが遅れて知らされ、彼女が何に恐怖していたのか謎を残している。
さらにク・ハラさんは亡くなる前日、知人のファン氏に電話をかけていた。韓国社会を震撼させたバーニングサン事件との関連もあるファン氏は、番組制作スタッフのインタビューで複雑な心境を明らかにした。
ファン氏は「その日、(ク・ハラさんから)電話がかかってきた」とし、「夕方に『ご飯を食べよう』と言ってきたが、私が(知人らと)ビールを飲んでいたし、一般人の友人なので、ハラが来たら負担になるのではないかと思って、『ハラ、それでは私の誕生日に会おう』と切って翌朝に悲報を聞いた」と話した。
責任を感じるというファン氏は、「(バーニングサン事件で)拘束された人たちも、ハラがそのような選択をしたとき、非常に自責感を持ち、哀悼の意を表した」とし、「私も友人だが、誰かが私の友人ハラの家に行って金庫を盗んだとすれば、私が情報提供をしただろう」と説明した。
『それが知りたい』では、金庫盗難事件の犯人のモンタージュが新たに公開されている。当時、犯人はク・ハラさんと親交のある間柄であったり、親交のある人に指図された第三者なのかは定かではないが、暗証番号を知っているように自然に解除し、ドアが開かないと塀に乗って金庫のある部屋に入った。ほかの貴重品には手を付けず、携帯電話が保管されている金庫だけを持って消えたという点で、より一層謎が深まった。
本件に関して専門家は、「ク・ハラさんの以前の携帯電話のなかに、自分(犯人)と関連した何かがあり、もしもそれが世の中に知られれば決定的打撃を受ける可能性がある人」と分析し、面識がある人物である可能性も残している。
なお、防犯カメラの映像を分析した結果、犯人は20代後半から30代前半の男性で、身長は170cm後半程度、丈夫な体格ということが分かった。犯行当時は左耳にイヤリングを着用し、近視矯正用眼鏡を着用していたと推定され、顔型は細長く、鼻は高い方で、あごが長く、頬骨が少し突出していると分析されている。
(記事提供=OSEN)
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