日韓戦“鹿島対決”へ柴崎岳がエール?キム・テヒョンが語った「韓国代表デビュー」と「森保ジャパン警戒選手」

悲願の韓国代表デビューを果たした鹿島アントラーズDFキム・テヒョンが、日本代表戦に向けて「鹿島対決」への思いを語った。

【写真】洪明甫監督、“代表デビュー”キム・テヒョンを評価

キム・テヒョンは7月11日、龍仁(ヨンイン)ミルスタジアムで行われたE-1選手権第2戦の香港戦で先発出場。3バックの左としてフル出場し、チームの2-0の勝利に貢献した。

鹿島アントラーズ所属選手が韓国代表として国際Aマッチに出場したのは、2018年11月20日に行われたウズベキスタンとの親善試合でプレーしたDFチョン・スンヒョン(現・蔚山HD FC)以来、実に約6年7カ月ぶりだ。

日本選手の情報は「すべて共有している」

試合後、ミックスゾーンで取材に応じたキム・テヒョンは「勝てたことは嬉しいですが、香港が守備的に下がった展開で苦しいプレーも多く、選手同士でも合わない部分が多かったと思います」とコメント。A代表デビューについて「とても光栄な場だと思いますが、だからこそ落ち着いて対応しようと考えました。また、いかに上手くプレーするかというよりは、選手同士で連携を合わられるように多く準備しました」と振り返った。

韓国代表
(写真提供=OSEN)韓国代表。キム・テヒョンは中央

また、現地の韓国記者から“自分だけの強み”を問われると、「左利きという点では一つ大きな強みがあると思います。ビルドアップやスピード、キックなどのプレーで仲間を助けられる、そのような役割が最も大きな長所だと思います」と力を込めて伝えた。

次戦の相手は、日頃J1リーグの舞台で対戦する選手が揃った日本代表。キム・テヒョンはFWジャーメイン良(サンフレッチェ広島)とFW山田新(川崎フロンターレ)のストライカー2人を警戒すべき選手として挙げた。

「ジャーメイン良選手は鹿島のJ1リーグ後半初戦が広島戦だったこともあって、彼の特徴などをよくわかっています。その部分はチームメイトにもたくさん共有しなければならないと思います。

山田新選手も賢くて力のある選手です。ただ、彼らだけでなくすべての選手に警戒心を持ち、準備しなければならないと思います」

キム・テヒョンはジャーメインと先月14日、山田に至ってはE-1開幕2日前の今月5日と、それぞれ直近のリーグ戦で対戦したばかり。今回の森保ジャパンはオール国内組、それも初招集が12人なだけあって、キム・テヒョンの経験がチームの助けになる部分も少なからずあるはずだ。

「韓国の選手たちが日本の選手についてすごくたくさん質問してくるんですよ。ご飯を食べている時も“(日本の)この選手はどうなのか”と聞かれて、自分が(知っている情報を)すべて共有している状態です。(日本戦に向けて)また練習する時に、チームでミーティングをしてコミュニケーションを取らなければならないと思っています」

キム・テヒョン
(写真提供=OSEN)キム・テヒョン

「柴崎選手が“バチバチやり合ってこい”と…」

期待されるのは、日本代表の鹿島勢であるGK早川友基、DF植田直通とのチームメイト対決。そこで、キム・テヒョン自身も“対戦相手としての再会”を期待しているか質問すると、少し微笑みながらこう打ち明けてくれた。

「僕自身が期待しているというよりも、鹿島のチームメイトたちがもっとたくさん期待しているみたいです。柴咲岳選手からは“バチバチやり合ってこい。それが楽しみだ”と冗談交じりで伝えられました(笑)。ただ、もし試合に出場するとしたら荒いプレーよりもお互いに尊重し合い、そのうえで激しくぶつかれたらと思います」

E-1選手権最終戦の“日韓戦”は15日19時24分キックオフ。キム・テヒョン、早川、植田の鹿島勢3選手がともにピッチに立つ光景を期待したい。

(取材・文=姜亨起/ピッチコミュニケーションズ)

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