ドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』などに出演した女優ソ・ヒョリム(39)が、“婚前妊娠”によって気まずくなった親子の話を率直に打ち明けた。
6月12日に放送されたTV朝鮮のバラエティ番組『パパと私と』(原題)に出演したソ・ヒョリムは、結婚過程で経験した困難を振り返った。
2019年12月に9歳年上のチョン・ミョンホさんと結婚したソ・ヒョリムは、翌年6月に母親になった。ソ・ヒョリムは「交際中に突然子どもができたので結婚を急いだ。実家の両親も結婚のニュースを記事で知った。お母さんには会うと話したが、お父さんは知らなかった」と明かした。
ソ・ヒョリムの父親ユ・インソクさんは、遊園地の造形物を作る特別な職業に就いていることから、普段から出張が多かった。ただ、大切に育てた娘が妊娠して結婚すると聞き、絶望的な気持ちになったという。
ユさんは、「あまりにも荒唐無稽だった。出張中に突然、周りの知人から変なことを言われた。私の娘が結婚するって。私も知らないことなのに、なぜ先に知っているのかと思った。ソウルに上京して婿に会った。ひざまずいて結婚を許してくれと言うが、返事をせずに出張先の麗水(ヨス)に行ってしまった」と涙を拭った。
娘より9歳も年上の婿を見て大きく驚いたというユ氏夫婦は、「あまりにも“老いたおじさん”が居間に座っていたので驚いた」と笑い、再び涙を拭った。
一方のソ・ヒョリムは、「うちの父は本当に娘バカだった。私の仕事なら、大事な仕事も差し置いて、地方での仕事までも差し置いて来る方だった。幼い頃から高校生まで、私の上履きを洗ってくれた。大きくなってからもお父さんから小言を言われたことがない」と話した。
その後、娘の突然の結婚を受け入れられなかったユ氏だが、妊娠してやむを得ない状況により、最終的には結婚を許可。ただ、結婚式当日まで両家の顔合わせはしなかったという。
これにソ・ヒョリムは、「両家の顔合わせは私がしないと言った。我が家が傾く結婚でもないのに、婚前妊娠なので、父親が何度も頭を下げなければならないのが、とても心が痛かった。それで、両家の顔合わせの前日にひっくり返した」と付け加えている。
あまりにも有名な女優の嫁になったため、結婚式当日にはゲスト席も足りなかった。夫のヨン・ミョンホさんは大女優キム・スミの息子で、韓国料理ブランド「ナパルコッF&B」の代表を務めている。
ソ・ヒョリムは「まだ心に残っているのが、パパに“呼びたい人がいれば呼んで”という話ができなかった。“席が足りない”としか言えなかった。結局、父の友人は一人も来られなかった」と胸を痛めた。
これにユさんは、「娘がもったいないと思った。突然結婚して子どもを産んだら、孫娘がきれいだという考えもできなかった。今は近くに住んでいるのでよく見かける」と語った。
◇ソ・ヒョリム プロフィール
1985年1月6日生まれ。2007年に女優デビューし、数多くのドラマに出演している。特に『トキメキ☆成均館スキャンダル』(2010年)、日本ドラマ『愛なんていらねえよ、夏』のリメイク『あの冬、風が吹く』(2013年)などに出演したことで知られる。2019年12月に韓国料理ブランド「ナパルコッF&B」のチョン・ミョンホ代表と結婚し、2020年6月に娘を出産した。
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