もはや俳優ビョン・ウソクの前にいるのは、aespaとNewJeansだけとなった。
まさに異例の人気だ。誰も予想できなかったし、期待していなかった結果だ。しかしシンドロームを立証するように、ビョン・ウソクが難しい記録を達成した。
日本ではU-NEXTで配信中のドラマ『ソンジェ背負って走れ』(tvN)が最終回を放送して1週間が過ぎたが、依然として人気と話題性は残っている。劇中に登場するバンド「ECLIPSE」の『夕立』は音源チャートでも存在感を示し、「ソンジェ病」から抜け出せないファンから好評を得ている。
驚くべき点は、韓国の音楽チャートはもちろん、米ビルボードにまでチャートインしたという点だ。
今最も話題のドラマとなった『ソンジェ背負って走れ』の人気は、視聴率よりはオンラインコミュニティやSNSの話題性で確認することができた。そして音楽チャートにもつながった。
最近はいくら人気のあるドラマでも、OSTが音楽チャートの上位圏に入るのは容易ではない。ただでさえ人気アイドルのカムバックが続いている状況だけに、さらに珍しいことだ。
『ソンジェ背負って走れ』は、自分を生きるようにしてくれた有名アーティスト、リュ・ソンジェ(演者ビョン・ウソク)の突然の死で絶望した熱烈なファン、イム・ソル(演者キム・ヘユン)が、“推し”を生かすために時間をさかのぼる話を描いた作品だ。リュ・ソンジェとイム・ソルが互いを救う姿や、2人の愛らしいロマンスで多くの愛を受けた。
『夕立』は劇中、ECLIPSEのボーカルであるリュ・ソンジェを演じたビョン・ウソクが直接歌った曲だ。初恋のイム・ソルに向けたリュ・ソンジェの心を込めた曲で、ドラマの人気とともに音楽チャートの順位も徐々に上昇していた。
同曲は6月5日現在、韓国最大の音源サイトであるMelonで4位を記録し、ロングランしている。ドラマOSTが音源チャートのトップ10に入ること自体が異例だが、終映後も上昇傾向であるため、さらに注目されている。今や『夕立』の上にチャートインしているのは、人気アイドルグループのNewJeansとaespaだけだ。
何よりも『夕立』は米ビルボードでもチャートインしている。6月4日(現地時間)、米ビルボードが発表した「ビルボードグローバル200」によると、『夕立』は199位を記録した。同チャートは全世界200以上の国や地域のストリーミングや音源ダウンロード数を基盤とする順位をつける。『ソンジェ背負って走れ』のグローバルな人気を確認できる順位だった。
とどまることを知らないリュ・ソンジェ=ビョン・ウソクの人気から目が離せない。
(記事提供=OSEN)
◇ビョン・ウソク プロフィール
1991年10月31日生まれ。身長189cmと韓国俳優の中でも高い身長を活かし、2014年にモデルとしてデビュー。2016年のドラマ『ディア・マイ・フレンズ』で俳優デビューを果たすと、『みんなの恋愛』『コッパダン~恋する仲人~』『青春の記録』『花が咲けば、月を想い』『力の強い女 カン・ナムスン』などに出演し、『ソンジェ背負って走れ』でブレイクした。5歳上の姉も元モデルとして活躍。ボーイズグループRIIZEのファンで推しはアントンと公言しており、2SHOTを自身のインスタグラムで公開して話題になったことも。
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