今年の夏もK-POPがアツい。
夏の始まりを告げる6月に、TWICE・ナヨンやWonder Girls出身の歌手ソンミ、IZ*ONE出身の歌手クォン・ウンビなどの“サマークイーン”たちが、個性溢れる新曲でカムバックを宣言している。
“サマークイーン大戦”の最初に登場するのはソンミだ。
ソンミは来る6月13日、新デジタルシングル『Balloon in Love』でカムバックする。昨年10月にリリースした前作『STRANGER』以来、約8カ月ぶりの新曲だ。
『Balloon in Love』は、前作と比べて明るく暖かなムードが目立つ曲となっている。『Gashina』『Heroine』『LALALAY』『pporappippam』など、独特のコンセプトで“ソンミポップ”という新ジャンルを生み出したソンミなだけに、今回の新曲に対する期待感が高まっている。
TWICE最年長でリードボーカルのナヨンも、“サマークイーン大戦”に合流する。
ナヨンは来る14日、自身2枚目のソロミニアルバム『NA』をリリースする。ソロアルバムでカムバックするのは約2年ぶりだ。
『NA』というアルバム名には、ナヨンの「NA」、そして「私!ただただ私!」という愛らしい意味が込められている。
また、タイトル曲『ABCD』には、「AからZまで、自分のタイプの相手に向かって愛について一から十まで知らせ、誘惑する」というメッセージを盛り込まれている。同曲ではリック・ブリッジスとJYP代表兼プロデューサーのパク・ジニョンが作詞を務め、BIGHIT MUSIC専属プロデューサーPdoggが作曲・編曲を担当した。
ソロデビュー曲『POP!』では爽やかでラブリーな魅力を誇ったナヨンが、2ndミニアルバム『NA』とタイトル曲『ABCD』を通じてどんな新しい姿を見せるのか、期待が高まっている。
何より、“ウォーターボムの女神”として昨年の夏を大きく揺るがしたクォン・ウンビも帰ってくる。
クォン・ウンビは来る18日、2ndシングル『SABOTAGE』をリリースする。昨年10月のデジタルシングル『Like Heaven』以来、約8カ月ぶりの新曲だ。シングルとしては、昨年8月に発売した1stシングル『The Flash』以来、約10カ月ぶりだ。
クォン・ウンビは昨年6月、“ずぶ濡れ音楽フェス”で知られる夏フェス「ウォーターボム」で大胆なステージ衣装、暑さを吹き飛ばすパワフルなパフォーマンスを披露し、現地の観客を魅了した経緯がある。
観客が撮影したステージ動画が大きな話題を集め、3rdミニアルバム『Lethality』のタイトル曲『Underwater』はチャートを3度逆走するシンドロームを巻き起こした。
クォン・ウンビは新曲リリース後、7月に開催される「ウォーターボム・ソウル2024」にも出演予定であり、サマークイーンの座をより強固なものにする。
昨年に前所属ガールズグループ今月の少女(LOONA)との紛争を終え、新たに出発した歌手チュウも、2度目のソロカムバックを準備している。
チュウは来る25日、2ndミニアルバム『Strawberry Rush』をリリースする。
昨年10月の1stミニアルバム『Howl』で披露した明るいイメージと打って変わって、『Strawberry Rush』では落ち着いたダークなコンセプトを見せており、イメージチェンジを図っている。
K-POP第2世代を代表するガールズグループKARAのメンバー、ニコルも今月6日に新デジタルシングル『5!6!7!8!』をリリースし、韓国でカムバックを果たす。
中国で再デビューサバイバル番組『乗風2024』(原題)に出演するなど、海外活動に注力するニコルは、1年3カ月ぶりに韓国で新アルバムをリリースする。久しぶりの韓国活動を通じて、後輩たちとの“サマークイーン大戦”に臨む。
夏はK-POPガールズグループの季節として知られてきた。ダンス曲や清涼感溢れる曲、あるいは大胆なコンセプトを武器に掲げたガールズグループが、これまで夏の音楽市場で大きな反響を得てきた。
そんななか、今夏は爽やかさと強烈さ、そして個性を前面に出した“ソロ・ディーバ”たちが大挙としてカムバックを控えており、K-POPファンをときめかせている。
とあるK-POP関係者は、「夏のシーズンは特にソロ女性歌手が注目されるシーズン。夏をコンセプトにしたサマーソングを目的に、韓国でカムバックを計画するケースが多い」と伝えた。
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