人気ガールズグループIVEの新曲MVを巡り、「中国の文化を盗んだ」というトンデモ主張が飛び交うなど、中国の韓国への過度な“片想い”が続いている。
最近、2nd EPのリード曲『HEYA』のミュージックビデオを公開したIVE。このMVは公開から19時間で再生回数1000万を突破するなど、韓国はもちろん世界中のファンを魅了している。
メンバーはチョゴリ（韓服）を活用した衣装にノリゲ（装身具）を着用するなど、韓国の伝統文化を盛り込んだアイテムをふんだんに使用されている。伝統扇子なども小道具として使われ、韓国虎の姿が登場したりもした。
このようなテイストに関して、メンバーのアン・ユジンは「『HEYA』のMVで韓国風衣装を準備したことは非常に意味があり、準備過程も楽しかった」と紹介したなか、彼女のSNSには突如、誹謗中傷コメントが殺到する事態に。一部の中国人が、「（MVで）中国文化を盗んだ」と主張したのだ。さらに、MVを手がけたクリエイターのSNSにも訪れ、「恥を知れ」とコメントを残すなど、やりたい放題している。
このような現象に対し、誠信女子大学のソ・ギョンドク教授は、「キムチと韓服をはじめ、サムゲタン、扇子踊りなど、韓国の代表文化を“中国のもの”と言い張っていたが、今はK-POPスターたちの映像の一場面も中国文化だと無理強いをしている」と指摘した。
ソ教授の指摘どおり、中国人の無理筋な“文化盗用”主張は今回が初めてではない。2022年には、IVEのチャン・ウォニョンがフランス・パリで披露した鳳凰模様のかんざしに対して、「中国固有のもの」という主張を展開し、論難になった。
また昨年には、文化体育観光部と韓国工芸デザイン文化振興院が、NewJeansが参加した「2022韓紙分野韓流連係協業コンテンツ企画開発支援」事業の広報映像本編を公開すると、「製紙術は中国で発明された」と主張。メンバーに向けた悪質コメントを吐き出したりもした。
同時期、中国で大きな人気を得ていた女優のパク・シネも韓服の写真を公開したが、中国のネットユーザーから攻撃されたことがある。SNSに韓服姿の写真を公開すると、「中国の服を盗んで着た」という悪質コメントが続いたのだ。
一方で、このような主張に厳しく忠告したスターもいた。歌手のチョンハは過去、新アルバムもコンセプトへの質問に対して、「私は今シーズングリーティングで韓服を着たが、韓！服！だ。皆さん、よく知っておいてください。韓服だ。韓国の伝統衣装の韓服」と重ねて強調。ソン・ガインも過去の韓服を着ていた幼少期の写真をSNSに投稿した際、「hanbokfromkorea（韓国の韓服）」というハッシュタグを添えて暗に批判したことがある。
事あるごとに突っかかる中国人。重すぎる“片想い”はいつまで続くのだろうか…。
（記事提供＝OSEN）
■「中国系なのに…文化の盗用だ」IVE・ウォニョンを中国メディアが非難
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