KADOKAWA、映画『セカコイ』ヒットで韓国の総合コンテンツ企業「BY4M」と合弁会社設立へ

2024年03月06日 話題

韓国の総合コンテンツ企業である株式会社BY4Mスタジオと、日本の総合エンターテインメントグループであるKADOKAWAが合弁会社を設立する。

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本日(3月6日)、BY4Mは「BY4Mの出版事業部門を分割し、KADOKAWAが有償増資を通じて合弁新会社を設立する」と明らかにした。

KADOKAWAグループは、出版、映像、ゲーム、ウェブサービス、教育など様々な事業ポートフォリオからなるIPを安定的に創出しており、韓国では『君の名は。』『すずめの戸締まり』『新世紀エヴァンゲリオン』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』などで知られている。

BY4M
BY4M

KADOKAWAが韓国企業とパートナーシップを結んで現地法人を設立するのは今回が初めてだ。

BY4Mは「楽しみがある全ての場所に」という企業モットーを掲げ、固有のデジタルマーケティングおよびOSMU事業力量に基づいて過去の海外源泉IPを発掘、出版、映画産業で多様な作品の興行を成功させている。

特に映画『今夜、世界からこの恋が消えても』を代表的な例だ。原作は一条岬作家の同名の小説(KADOKAWA出版)で、BY4Mが2021年に韓国で出版し50万部以上を販売し、下半期外国小説1位となった。

『今夜、世界からこの恋が消えても』韓国版公式ポスター
『今夜、世界からこの恋が消えても』韓国版公式ポスター

このような韓国での興行が日本で口コミを通じて広がり、映画として製作され、BY4Mが韓国国内で配給した。映画は118万人以上を動員。これは1999年に公開された日本の実写映画『Love Letter』以来、最高の興行だ。

ソウルに設立する合弁新会社は、KADOKAWAが保有している多様なIPとBY4MのデジタルマーケティングおよびOSMU事業の力量を協業し、韓国市場で拡大展開することが目標としている。

また、両社は今後それぞれ保有しているOSMUインフラに基づいて、日本と韓国をそれぞれ基点としたクロスボーダーメディアミックスの展開拡大など、原作IP基盤の映像事業を含めた付加事業の拡張と新規領域への進出にも力を入れる予定だ。

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