俳優のソン・ジュンギが昨年12月に突然この世を去った俳優イ・ソンギュンさんを思い出した。
ソウル江南(カンナム)のMEGABOX COEXでは3月3日、Netflix映画『ロ・ギワン』(監督キム・ヒジン)のムービートークが行われた。
先立って3月1日にNetflixを通じて公開された『ロ・ギワン』は、人生の最後の希望を抱いてベルギーに到着した脱北者“ギワン”と、人生の理由を失った女“マリ”がお互いに惹かれていく映画で、ソン・ジュンギは生き残るために最後まで努力するギワンを演じた。
同日、ソン・ジュンギはイベントの最後に「お忙しいなかでも参加してくださって感謝する。GV(舞台挨拶)をたくさんしたが、そのなかでも最も意味深い時間だったと思う」と話し始めた。
続いて「個人としてのソン・ジュンギにとっても足りないことが多い映画であるにもかかわらず、初めてNetflixで公開されて見たとき、個人的に昨年末に私のそばを離れた親しい兄が一人いたが、その方に心の中で手紙を書いた」とし、イ・ソンギュンさんについて間接的に言及した。
彼は「私がそのような時間を持ったが、大それた映画ではないが、心の中で感じる方々がいるならば、周辺の方々を考える契機になる映画になってほしい」とし、「また周囲の思い浮かべる方々に、“幸せになる資格が十分だ”と手紙を書くことができる、小さな映画になってほしい。心から感謝する」と付け加えた。
なお、映画『パラサイト 半地下の家族』などで知られるイ・ソンギュンさんは昨年12月27日午前10時30分頃、突然この世を去った。彼は麻薬投薬疑惑などで捜査を受けていたが、相次ぐ精密検査では陰性判定を受けていた。
警察はイ・ソンギュンさんが亡くなったことにより、「公訴権なし」で捜査を終結した。
(記事提供=OSEN)
◇ソン・ジュンギ プロフィール
1985年9月19日生まれ。2008年、大学生のときに映画『霜花店 運命、その愛』に出演しデビュー。いくつかのドラマ出演を経て、2010年に『トキメキ☆成均館スキャンダル』の主要キャストに抜擢されブレイク。2012年にはドラマ『優しい男』、映画『私のオオカミ少年』の出演を機に一躍人気俳優に。2013年に陸軍に入隊し、2015年に除隊した。翌年にドラマ『太陽の末裔~Love Under The Sun~』で復帰し、同作で共演したソン・ヘギョと2017年に結婚するも、2019年6月に離婚。2023年1月、ケイティ・ルイーズ・ソーンダースと結婚したと発表した。
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