歌手兼俳優のキム・セジョンが初めての演劇を成功裏に終えた。
キム・セジョンは昨年末から初挑戦した演劇『Temple』でタイトルロールのテンプル・グランディン役を演じた。
キム・セジョンは演劇初挑戦だったにもかかわらず、完璧な人物の表現力で観客の好評を引き出した。
演劇『Temple』は自閉症スペクトラムを持ちながらも、世界的な動物学者になったテンプル・グランディンの実話をもとに作られた。人物によって繰り広げられる多様な台詞だけでなく、身体の動きを最大限活用して人物の心理を身振りで伝達しなければならない一種の身体演劇だ。
また、キム・セジョンはテンプル・グランディンそのものという好評があふれるほど、自然な表現力で人物とまるで一体になったようなシンクロ率を誇った。
特に、この作品は観客に声をかける形式の演劇で、キム・セジョンの機知と瞬発力も場面ごとに目立った。回を重ねるごとに、テンプル・グランディンの複雑微妙な内面と爆発的な感情の変化を豊かに表現し、観客に深い響きを与えた。
そんなキム・セジョンは現在、ドラマとミュージカルに続き演劇まで制し、オールラウンダー俳優としての実力を積み、演技スペクトラムを拡張したという評価を受けている。
◇キム・セジョン プロフィール
1996年8月28日生まれ。全羅北道出身。2016年に韓国Mnetのオーディション番組『PRODUCE 101』シーズン1に出演し、I.O.Iのメンバーとしてデビュー。2017年のI.O.I解散後、ガールズグループgugudanのメンバーとしてデビュー。2020年のgugudan解散後は歌手や女優、タレントとして幅広い活動を見せている。同年放送されたドラマ『悪霊狩猟団:カウンターズ』に出演し、一躍話題に。2022年のヒットドラマ『社内お見合い』では主人公役を熱演した。
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