ボーイズグループENHYPENが想定外の“口撃”を受けている。
【画像】「国に帰れ」“韓国式の挨拶”をしなかったアイドルに批判殺到
ENHYPENは最近、旧正月(2024年は2月10日)に合わせて公式YouTubeチャンネルに「2024 Seollal Greetings from ENHYPEN」というタイトルの動画を公開した。
その動画では、ENHYPENのメンバー7人が爽やかな民族衣装「韓服」を着て、旧正月の挨拶を伝えた。1分10秒ほどの短い動画だが、メンバーからの明るい挨拶をファンは喜んだ。
しかし一部の中国ファンと思われるユーザーらは、この動画のタイトルや英語字幕で、旧正月(=韓国語でソルラル)が「Seollal」と表記されたことに不満を表した。
彼らは「韓国が中国の正月をまた盗もうとしている」「なぜあえて韓国の“ソルラル”と表記したのか」「ボイコットすべき」などとコメントで“口撃”した。なかには「ソルラルではなく、“Chinese new year”と書け!」という指摘まであった。
ENHYPENからすれば、想定外の批判だったことだろう。
振り返れば、ほぼ1年前にはガールズグループNewJeansのメンバーが「旧正月」の表記と関連して謝罪している。
ただこちらはENHYPENとは逆に、中国に寄せてしまったことが批判を受けた原因だ。
NewJeansのダニエルは2023年1月19日、ファンとコミュニケーションするアプリを通じて「what r u bunnies doing for Chinese new year?」(バーニーズ=NewJeansファンは中国の正月に何をするのか)とメッセージを送り、大きな騒動となった。
ダニエルは2005年生まれで年齢が若く、デビューして間もなかったため、危機管理が足りなかったと理解することはできる。しかし単純な“失言”、当事者の“無知”とだけ片付けることができないほど、彼女のグローバルな影響力は大きかった。
最終的に2日後の1月21日、ダニエルは「ミスに気づいてすぐ削除したが、すでに多くの方々がメッセージを確認しており、取り返しがつかなかった。旧暦のお正月は我が国(韓国)を含む様々な国や地域で記念する名節であるため、私の表現が不適切だった。深く反省している」と謝罪する事態となった。
今回のENHYPENと過去のNewJeansの騒動を見る限り、「Seollal」と書こうが「Chinese new year」と表記しようが、どちらかから何かしらの不満をぶつけられてしまうのは間違いなさそうだ。だったらENHYPENのように、自国に合わせるという結論になるだろう。
いずれにしても“新年”から気が滅入ってしまうような話題だ。
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