女優パク・シネが“ラブコメ女王”の真骨頂を証明した。ドラマ『ドクタースランプ』(JTBC)で3年のブランクが感じられない熱演を繰り広げている。ドラマの視聴率は第2話で5%を突破した。
1月28日に放送された『ドクタースランプ』第2話の視聴率は5.1%(全国基準、ニールセンコリア調べ)だった。初回の4.06%より1.04ポイント上昇し、自己最高記録を更新した。
前日放送された『ドクタースランプ』の初回は、同時期に放送が始まったtvNドラマ『魅惑の人』第3話の3.286%より高い視聴率でスタートした。28日には『魅惑の人』より低い視聴率だったが、1%の差もないため週末のゴールデンタイムドラマの本格的な競争を知らせた。
『ドクタースランプ』の視聴率上昇は、パク・シネの華麗なる復帰を証明している。彼女が出産後、3年ぶりの復帰作として選んだ『ドクタースランプ』は、絶好調だった人生にブレイクをかけられたヨ・ジョンウ(演者パク・ヒョンシク)と、ナム・ハヌル(演者パク・シネ)による“人生の心肺蘇生”を描くラブコメだ。
パク・シネは自分が最も上手くできるラブコメを選んだ。制作発表会当時、「私も自分が一番上手な姿をお見せしたかった。前作でジャンルドラマをしたので、その次はどんなチャプターを開くべきか悩んだ。だから久しぶりに得意なことをやってみようと思った」と理由を語っていた。
出産後の復帰のため、プレッシャーもあったはずなのに、パク・シネは自信を示した。「実は私、演技をする時の心構えはいつも同じなので、あまり変わったようには思えない。環境が少し変わっただけだ」と話した。
そして彼女の選択は正しかったし、根拠のある自信だった。
パク・シネの魅力が最も際立つラブコメで愛らしい魅力はもちろん、リアルな演技と癒し要素で視聴者の共感を引き出し、視聴率上昇を記録したのだ。
パク・シネは劇中、燃え尽き症候群のナム・ハヌルを現実的に描いている。誰かに「大丈夫?」と聞かれても、「大丈夫」や「いいえ」ではなく、「耐えなきゃ」と答える。心身が疲れ果てて家族の会話にも集中できないなど、現実であり得る姿を自然に表現し、没入度を高めた。
落ち着いたながらも響きのある声で話すナレーションは、気の毒さを増しながら彼女の症状に共感させた。また、パク・ヒョンシクとの初々しく愉快なケミストリーも物語の魅力を倍増させている。
パク・シネは3年ぶりの復帰作で、自分の得意技を使ってラブコメ特有の愛らしく甘い雰囲気を保ちつつ、現実味を加えて共感を呼んだ。
最近、怒涛の展開よりは癒しを求めるドラマファンに大きな癒しを与える『ドクタースランプ』の人気は、今後も上がるものとみられる。
(記事提供=OSEN)
◇パク・シネ プロフィール
1990年2月18日生まれ。2003年にドラマ『天国の階段』(SBS)でチェ・ジウの幼少期を演じた。その後も『美男(イケメン)ですね』『相続者たち』『ピノキオ』『ドクターズ~恋する気持ち』『アルハンブラ宮殿の思い出』『シーシュポス:The Myth』といった人気ドラマに出演し、韓流女神としての地位を固めた。2022年1月、4年余り交際した俳優チェ・テジュンと結婚。同年5月には男児を出産した。
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