キム・セロンは「テレビを見ているときに放送していても、人気バラエティなど、観たい番組を見てしまう。上映中に映画館で観なければ、家でわざわざ観なくなる。
ただ、大事にとっておいたという思いもある。やってみたいことのひとつに、映画館を貸し切って親しい人たちと私の映画の上映会をするという夢があるから、とっておきにしている」と語った。
20代の女優として名を連ねれば、お茶の間とスクリーンでヒロインとしてさらなる活躍が期待されるが、競争もより激しくなる。
ライバルといえるキム・ユジョンやキム・ソヒョンは彼女よりも1歳上であり、彼女たちも子役出身の20代の女優として熱心に活動中だ。
しかし、キム・セロンは彼女たちをまったくライバル視していない様子。家族と同じくらい親密で、もっとも親しい友人だという。
「活動しながら親しくなった子役がたくさんいる。特にキム・ユジョンとは子供の頃から子役生活を共にした。知らない人から見るとライバルに見えるかもしれないが、私たちはもっとも長くお互いを見守ってきた仲間であり、ファンであり、親友のような存在。一番に応援する仲だ。
だから、共演しなくてもお互いに連絡をとって、誰かが作品に出演するときは無事にうまくいくことを心から願っている。早い人は4~5歳のころから知り合ったから、ひとつのチーム、あるいは家族のように思える。同じ環境で共に成長してきたので、誰よりも共感できる仲間たちだ」
プライベートの趣味についても「1人で映画を見るのも好きだし、友だちと会うのも好きだし、お菓子を焼くことや、コーヒーを作ることも好きだ。釣りに行くのも好きで、キム・ユジョンと一緒に行く」と明るく笑った。
幼い頃から子役として活動してきて、困難もあったはずだ。キム・セロンは「プライベートの時間が少なかったことは残念だったと思っている」としながらも、子役活動の長所により注目していた。
「人によると思うが、幼いころから役者として活動することには、もちろん長所も短所もある。演技が好きであれば、幼いころから好きなことを長くできるのでは長所だと思う。成人してからは大人の役をやり続けられるが、子供の演技は子供の時にしかできない。
短所をあげるとしたら、芸能人という職業自体に自由がなく、それによって制限があったり、関心を受けることだ。私はそれを不便に思っていないが、苦痛に感じる人は、この仕事に悩んでしまうのではないか」
あまりにも成熟した受け答えに、キム・セロンの10年後はどんな女優になっているかが気になる。
「10年後なら30歳でしょう? ずっと演技を続けていたいと思っているし、今の縁をずっと繋げていきたい。それだけ」