女優のパク・ミニョンが元恋人である40代の事業家A氏から2億5000万ウォン(約2500万円)余りの現金支援を受けたという疑惑について、否認した。
「口座が使われただけで、生活費として使われたわけではない」というのがパク・ミニョン側の立場だ。同時に「根拠なく傷つけることを止めてほしい」と頼んだ。
パク・ミニョンの所属事務所Hookエンターテインメントは1月15日、これと関連したメディア報道について、「2023年2月頃、A氏がパク・ミニョンの口座を借名で使用した事実と関連して検察で参考人調査を受けた。これを通じてパク・ミニョンが不法なことに加担したり、不法な利益を得たりした事実がないという点を明確にした」と立場を伝えた。
それと共に「記事に言及された2億5000万ウォンも、やはりA氏によってパク・ミニョンの口座が使われただけで、パク・ミニョンの生活費として使われたわけではない」と強調した。
また所属事務所は「パク・ミニョンはこの1年以上の期間、事実ではない内容で多くの誤解を受け、慎重ではない行動について後悔と反省をした」とし、「良い作品を通じて良い演技を見せることだけが俳優としてできることであり、しなければならないことだと考え、本業である演技活動に邁進している。これ以上、根拠なく傷つけるための疑惑提起で、俳優の名誉を傷つけることが繰り返されないことを願う」と述べた。
同日、とあるメディアは「パク・ミニョンがA氏と交際し、現金2億5000万ウォンの支援を受けた」という内容と、A氏の関係会社の資金がパク・ミニョンの個人口座に振り込まれた事実を確認したと報じた。
検察の公訴状によると、A氏は系列会社の資金を貸与金方式で引き出し、パク・ミニョンの個人通帳に支給したという。
先立ってパク・ミニョンは2023年10月、A氏との交際事実が知らされ、議論に包まれた。
A氏は韓国の大手仮想通貨取引所「bithumb」の関係会社から約628億ウォン(約62億8000万円)を横領し、株価を操作して不当に利益を得た容疑がかけられている。特定経済犯罪加重処罰法上の背任・横領と、資本市場法上の詐欺的不正取引疑惑で拘束起訴されたが、最近保釈された状態で裁判を受けている。
当時、恋人関係にあったパク・ミニョンも昨年2月、その事件の参考人として検察の取り調べを受けた。
パク・ミニョンは2022年9月、A氏と熱愛説が浮上した。そのわずか2日後、「現在、熱愛説の相手とは別れた」と発表して破局を知らせ、金銭的な提供を受けたということに対しては「決して事実ではない」と否定した。
一連の騒動でイメージが悪化したパク・ミニョンだったが、現在放送中の主演ドラマ『私の夫と結婚して』(tvN)で見事に復帰した。
『私の夫と結婚して』は、親友と夫の不倫を目撃して殺害されたカン・ジウォン(演者パク・ミニョン)が10年前に転生し、2回目の人生を経験する物語だ。パク・ミニョンはがん闘病患者のキャラクターを表現するために、体重を37kgにまで減量するなど、熱演中だ。
そのドラマの制作表会で、昨年について聞かれると、「実は健康も精神健康もとても痛かった年だった。はたして私がこの作品ができるだろうかと思ったが、監督が手を握ってくれた。短い時間といえば短い時間だが、毎日後悔しながら過ごした。精神科で脳波の検査をしたときも、罪悪感だけが赤色で危険信号として出た。自分の本業が何なのか、自分が一番幸せな時間がいつなのか、以前のように撮影現場で演技するとき、ひたすら演技するときだけ輝くと感じた。すべてのことを受け入れ、ご心配をおかけしたことについて、ぜひお話したかった」と答えた。
この発言は、プライバシー問題に対する正面突破のための謝罪と読まれた。
それと共にパク・ミニョンは、「二度と他のイシューでいかなる不祥事も起きないよう、自分が俳優として良い姿をお見せするのが答えのようだ。誇らしい俳優になると20年を叫んできたが、とても後悔している。また戻ろうと努力しているので見守ってほしい」と付け加え、新しい“俳優パク・ミニョン”の姿を見せることを誓った。
2回目の人生を送る主人公を演じるパク・ミニョンは、「人間」パク・ミニョンと「俳優」パク・ミニョンを同時に覚醒させたという評価を受けている。『私の夫と結婚して』は第1話で視聴率5.2%を記録すると、最新話(第4話)で視聴率7.6%(ニールセンコリア、全国)と上昇傾向を見せた。
元恋人との“悪縁”はなかなか切れそうにないが、パク・ミニョンは前だけを見ている
(記事提供=OSEN)
◇パク・ミニョン プロフィール
1986年3月4日生まれ。2005年にテレビCMで芸能界入りし、2006年放送のドラマ『思いっきりハイキック!』の出演で顔を知られた。男装のヒロインを務めた『トキメキ☆成均館スキャンダル』でブレイクし、その後も『シティーハンター in Seoul』や時代劇『七日の王妃』といったドラマ作品で優れたビジュアルと演技力を発揮。特に2018年に放送された『キム秘書はいったい、なぜ?』は日本でも大きな人気を博し、2022年放送の『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能!?』でも多くの注目を集めた。
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