所属事務所は「来ないで」と要請も…BTS・V、RMの入隊現場に訪れたファンのジレンマ

2023年12月12日 話題 #兵役 #BTS

まるでファンの心を代弁するかのように、空からはたくさんの雨が降っていた。そんななか、BTSのRMとVが国防の義務のため静かに入隊した。

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RMとVは12月11日午後、所属事務所のHYBEが用意した車両に乗って忠清南道・論山市・錬武邑(チュンチョンナムド・ノンサンシ・ヨンムウプ)に位置する陸軍訓練所の入隊審査所に入った。先立ってHYBEが公示していた通り、特別な挨拶もなく静かな入所だった。

そして12日午後には、京畿道・漣川(キョンギド・ヨンチョン)の新兵教育所にJIMINとJUNG KOOK、現在服務中のJIN、J-HOPE、社会服務要員として義務履行中のSUGAを乗せた車両が入っていった。HYBE関係者によると、RMとVの入所を見送るためにメンバー全員が一堂に会したという。JIN、J-HOPE、SUGAは休暇を取って駆け付けたとのことだ。

現場を訪れたファンは何を語ったのか

雨が降りしきるなかでも集まった多くの取材陣は、2人の入所の瞬間を待っていた。この場はほかの将兵や家族が集まるところでもあるので、入営審査台の前は人でごった返していた。

BTS、V
(写真提供=OSEN)V

先立ってHYBEは、他の入隊者や家族も来る訓練所が混雑することに備え、ファンには現場に来ないよう要請していた。ファンの間でも、現場を訪問するなという要請が各種SNSで広まっていた。

これを意識したのか、現場にはプラカードをはじめ、BTSファンを確認できる応援グッズは見当たらなかった。ファンは静かなところで個々に集まり、静かに様子を見守ったという。

Vの顔がプリントされた大型バスが入営審査台の前に位置していたが、ファンは大きく邪魔をせず現場を見守った。静かに眺めていたファンたちは、インタビューにも最大限言葉を慎み、取材陣のインタビュー要請には驚いた反応を見せて手を振る人が多かった。

そのなかでも、数人のファンがインタビューに応じた。韓国で生活しているというインド出身のH氏は「見送りたくて現場を訪れた」としつつも、「申し訳ありません」と連発して多くを語らなかった。そしてタイから来たという2人のファンは「慎重にではあるが、それでも軍隊に行く姿を見たかった」と短く回答。ほか3人の韓国ファンは「インタビュー応対は難しい」と対応を避けた。

BTS、RM
(写真提供=OSEN)RM

ソウルから来たという韓国ファンは「(現場に)来るなという要請があり、複雑な状況を考えると来ないことが正しい」としつつも、「BTSの軍隊行きを世界的に見た時、良い影響力を及ぼすと見る。ファンとしては来ないのが正しいが、人対人として行ってこいという気持ちを伝えたくて来た。元気に行ってきてほしい」と話した。

メンバー全員が“ARMY”に

11日のRMとVに続き、本日(12日)はJIMIN、JUNG KOOKが入隊することで、BTSはメンバー全員が“ARMY”となる。BTSは今後、2年6カ月という軍白期(軍隊と空白期の合成語)を迎えることとなった。最年長のJINが1992年生まれで、最年少のJUNG KOOKが1997年生まれであることを考慮すると、異例のことだと言える。

JINは2022年12月にメンバーのなかで初めて入隊し、現在は京畿道漣川・第5歩兵師団の新兵教育隊助教として服務中だ。そして2人目のJ-HOPEは今年4月、陸軍に現役で入隊し、江原道原州(カンウォンド・ウォンジュ)・第36歩兵師団の白虎新兵教育大隊の助教として服務している。続いてSUGAが今年9月に入隊し、基礎軍事訓練後は社会服務要員として代替服務中だ。

HYBEは2025年の“BTS完全体復活”を希望している。JINは2024年6月、J-HOPEは同年10月に除隊、SUGAは2025年6月に召集解除される予定だ。7人全員が軍服務を終え、民間人の身分になるのは2025年6月とされている。

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