4人組から1人になったガールズグループFIFTY FIFTYの『Cupid』が、TikTokの発表した2023年のグローバル人気音楽チャートで1位を記録した。
【写真】FIFTY FIFTY・キナ、“奇跡のグループ”は今や1人に
12月7日、TikTokが発表した資料「2024トレンド記者懇談会:ワッツネクスト」によると、多数のK-POPアーティストが「Year On TikTok 2023 / The Playlist / Top Tracks Korea」の最上位圏に入った。
そんななかでグローバル単位では、FIFTY FIFTYの『Cupid』スピードアップバージョンが「Year on TikTok 2023 The Playlist」で堂々の1位となり、今年を代表する話題曲であることを証明した。
さらにBLACKPINK(3位)、BTS(4位)、ENHYPEN(6位)、LE SSERAFIM(8位)、NewJeans(9位)などがグローバル「Hitmakers(ヒットメーカー)」の上位を記録した。
FIFTY FIFTYの『Cupid』はグローバルチャートだけでなく、19カ国の個別チャートでも「TOP10」に入り、たしかな人気を証明した。
FIFTY FIFTY側は、そのニュースを公式報道資料で知らせ、“紛争”を経験しながらも唯一復帰したメンバー、キナの写真だけを公開。キナはこの大きな栄光を所属事務所と一緒に分かち合う、唯一のメンバーになった。
『Cupid』は、TikTokでスピードアップバージョンが人気を集め、全世界のTikTokユーザーやリスナーを虜にした。米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」で最高順位17位、25週連続チャートインに成功し、K-POPガールズグループの最長チャートイン記録を大幅に更新した。
そのため授賞式「2023ビルボード・ミュージック・アワード」では、「トップデュオ/グループ」部門と「トップグローバルK-POPソング」部門にノミネートされ、ビルボード「2023年末チャート(YEAR-END CHARTS)」でも「HOT100」アーティストデュオ/グループ3位を記録するなど、計13部門に入る驚くべき成果を見せた。
FIFTY FIFTYは来年1月6日、ジャカルタで開催予定の「第38回ゴールデンディスクアワードwith Bank Mandiri」のデジタル音源本賞と新人賞候補にも上がった。
なおFIFTY FIFTYの所属事務所ATTRAKTは去る10月、「10月19日付でキナを除く残り3人、セナ、シオ、アランに対する専属契約解除を通知した。重大な契約違反行為に対するいかなる是正と反省もないことに対して措置を取った」と発表した。
これでFIFTY FIFTYは4人のうち3人が“強制脱退”となり、キナ1人だけが残ることになった。
◇FIFTY FIFTYとは?
キナ(2002年生まれ)、セナ(2004年生まれ)、シオ(2004年生まれ)、アラン(2004年生まれ)の4人で構成されたガールズグループ。全員が韓国出身。確率的に五分五分という意味を持つグループ名には、理想と現実、そしてそのなかに共存する存在になるという思いが込められた。2022年11月にアルバム『THE FIFTY』でデビュー。2023年2月に1stシングルアルバム『The Beginning: Cupid』をリリースし、そのタイトル曲『Cupid』が大ヒット。米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」に25週連続チャートイン(最高順位17位)し、BLACKPINKが持っていた歴代K-POPガールズグループの連続チャートイン記録(8週連続)を大幅に更新した。“中小芸能事務所の奇跡”と呼ばれた。
■ついに所属事務所からも見放され…“強制引退”の秒読みに入ったFIFTY FIFTYの末路
前へ
次へ