メンバー4人中3人が切り捨てられたFIFTY FIFTYの騒動、収まらず…今度は外注PDが所属事務所代表を告訴

2023年11月01日 K-POP #FIFTY FIFTY

米ビルボードで好成績を残すも事実上の解散となってしまったガールズグループFIFTY FIFTYの“騒動”が収まらない。

【写真】“強制引退”への秒読み…FIFTY FIFTYの末路

今度は、騒動の“黒幕”とされるFIFTY FIFTYの外注プロデューサー、The Givers代表のアン・ソンイルが反撃に出た。FIFTY FIFTYの所属事務所ATTRAKTのチョン・ホンジュン代表を訴えたのだ。

11月1日、The Giversアン・ソンイルらの法律代理人である法務法人ファウによると、アン・ソンイルは10月30日にチョン・ホンジュン代表を虚偽事実摘示の名誉毀損容疑で告訴した。

「メンバーを奪う意図、まったくなかった」

FIFTY FIFTY
(写真提供=OSEN)FIFTY FIFTY。左からシオ、セナ、アラン、キナ

アン・ソンイル側は法律代理人を通じて「チョン・ホンジュンはATTRAKT所属の有名アイドルグループFIFTY FIFTYとの間で専属契約解約関連の紛争が発生すると、何の根拠もなく様々なメディアなどを通じて、数回にわたりThe Givers代表理事であるアン・ソンイルと総括理事であるペク・ジンシルを相手に“FIFTY FIFTYメンバーをガスライティング(誤った情報で心理的に被害者を操り正常な判断力を奪う行為)している”、“ATTRAKT所属アーティストたちに接近してATTRAKTとの専属契約を違反するよう誘引した外部勢力だ”など、虚偽事実に基づいた名誉毀損的な言動を続けた」と主張した。

続けて「アン・ソンイル代表らが(FIFTY FIFTYメンバーに)ATTRAKT専属契約解約のために誘引行為をした事実はまったくない。FIFTY FIFTYメンバーをThe Giversないし、アン・ソンイル代表の影響力のもとに置こうとする一抹の意図もなかったことを告訴状を通じて明確に強調した」と説明した。

また、5月31日に様々な事業的な要因を考慮してATTRAKTとの業務契約を終了しただけで、FIFTY FIFTYメンバーを“奪う”意図はまったくなかったとも。

代理人は「(アン・ソンイル代表らは)ATTRAKTとの専属契約解約を念頭に置いていたメンバーとその両親から、専属契約解約の際に派生しうる問題点について問い合わせを受けるに至った」とし、「それを冷たく断ることができず、中立的で客観的な立場で関連答弁をした事実だけがある」と明らかにした。

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(写真提供=OSEN)FIFTY FIFTY

FIFTY FIFTYは今年2月に『Cupid』をリリースすると、米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」で驚異的なヒットを記録し、大きな話題になった。しかし6月、突然メンバー全員が専属契約効力停止仮処分申請を提出し、所属事務所との紛争が始まった。

裁判所はFIFTY FIFTY側の主張をすべて棄却し、所属事務所を支持した。その後、メンバー4人のうち、3人は徹底抗戦を続けると宣言するも、キナだけは訴訟を取り下げて所属事務所に復帰した。

するとATTRAKTは「10月19日付でキナを除く残り3人、セナ、シオ、アランに対する専属契約解除を通知した。重大な契約違反行為に対するいかなる是正と反省もないことに対して措置を取った」と伝えた。そのためFIFTY FIFTYは事実上の“解散”と見られている。

◇FIFTY FIFTYとは?

キナ(2002年生まれ)、セナ(2004年生まれ)、シオ(2004年生まれ)、アラン(2004年生まれ)の4人で構成されたガールズグループ。全員が韓国出身。確率的に五分五分という意味を持つグループ名には、理想と現実、そしてそのなかに共存する存在になるという思いが込められた。2022年11月にアルバム『THE FIFTY』でデビュー。2023年2月に1stシングルアルバム『The Beginning: Cupid』をリリースし、そのタイトル曲『Cupid』が大ヒット。米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」に20週以上も連続チャートイン(最高順位17位)し、BLACKPINKが持っていた歴代K-POPガールズグループの連続チャートイン記録(8週連続)を大幅に更新した。“中小芸能事務所の奇跡”と呼ばれた。

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