恋人との痴話ゲンカがきっかけで麻薬投薬が明らかになったWINNER出身の歌手ナム・テヒョンに、検察が懲役2年を求刑した。
12月7日、ソウル西部地裁・刑事7単独(チョン・チョルミン判事)は、麻薬類管理に関する法律違反容疑をかけられているナム・テヒョンと、その恋人ソ・ミンジェの2次公判を進行した。
裁判で検察は、ナム・テヒョンには懲役2年を、ソ・ミンジェには懲役1年6カ月を求刑。またナム・テヒョンには追徴金50万ウォン(約5万円)、ソ・ミンジェには追徴金45万ウォン(約4万5000円)を要請した。
検察は「ナム・テヒョンとソ・ミンジェは社会的に知られた人たちで、彼らの犯罪によって社会に及ぼす影響が大きいという点で、厳しい処罰が必要」と説明。
特にナム・テヒョンに対して「現在は犯行を認めているが、警察の段階では犯行を否認し、検察の段階で認めた」とし、「2022年の大麻喫煙の事実で起訴猶予の前歴があるにもかかわらず、今回の犯行に走った点を考慮し、懲役2年と追徴金50万ウォンを求刑する」と伝えた。
ナム・テヒョンとソ・ミンジェは、2022年8月にヒロポンを購入して一緒に投薬した疑いがかけられている。またナム・テヒョンはこれに先立ち、一人でもヒロポンを投薬した疑いもある。
彼らの疑惑は昨年8月、チャンネルAのバラエティ番組『ハートシグナル』シーズン3に出演して話題を集めたインフルエンサーのソ・ミンジェが、自身のSNSに「ナム・テヒョンがヒロポンをした。私の部屋か会社のキャビネットに、使った注射器がある。そして私を殴った」などと書いたことで浮上した。
その後、2人は恋人同士の痴話ゲンカだったと言い訳したが、ソウル龍山(ヨンサン)警察署は2人を麻薬類管理法違反疑惑で立件。裁判が進行中だ。
◇ナム・テヒョン プロフィール
1994年5月10日生まれ。2014年にボーイズグループ・WINNERのメンバーとしてデビュー。2年後にグループを脱退し、その後はバンド「South Club」を率いて活動。2019年7月に二股問題が浮上し、2022年8月には恋愛バラエティ番組出身の恋人に麻薬投薬を暴露されて議論に。さらに2023年4月には飲酒運転容疑で検察に送致されるなど、トラブルメーカーのイメージが強い。
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