「薬を使って耐えている人が多い…」“燃え尽き症候群”を打ち明ける韓国スターたち、警鐘は鳴っている

2023年12月05日 話題

スターたちの“燃え尽き症候群”に関連する経験談が同情と注目を集めている。

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燃え尽き症候群は、深刻な肉体的・精神的疲労を感じ、職務に対する情熱と達成感を失う症状を指す。芸能人は大衆の関心に露出される職業であるだけに、大きな肉体的・精神的ストレスを受けざるを得ない。

そのため多くのスターが放送などを通じて自分の燃え尽き症候群とスランプを告白し、“心の健康”の重要性について声を上げている。

燃え尽き症候群を告白するスターたち

去る11月28日に初放送された『遊んでいたお姉さん』(原題、MBN)で出演陣は、自身の大変だった時期を打ち明けた。歌手のナルシャは「1~2年前まですべてのメディアと音楽を切った」と明らかにし、歌手Ivyも「幼い頃から認められたい欲求が大きくて、ミスに耐えられなかった」と打ち明けた。

特にガールズグループAOA出身のチョアは、『遊んでいたお姉さん』制作発表会で燃え尽き症候群について言及した。

チョア
(写真提供=OSEN)AOA出身のチョア

彼女は「芸能界には薬で耐える人が多い。私も燃え尽き症候群が来て、特別なケースで長く休んだ」とし、「海外活動と国内活動を行ったり来たりするのが忙しく、精神的な問題を経験する人が多い。あまり負担に思わず、精神を健康にして幸せに活動してほしい。私も適当に遊びながら歌手としてのことばかり考えずに、自分の人生を大切にしながら楽しく暮らしたい」と話した。

その他にもチョンハ、キム・セジョン、DEX、BTS・Vなどが燃え尽き症候群の経験談を打ち明け目を引いた。

チョンハはバラエティ番組『全知的おせっかい視点』(原題、MBC)で「燃え尽き症候群が激しく来ていた。(パク・ジェボム)兄さんでなかったら今、留学に行っていただろう」と述べ、キム・セジョンは『屋上部屋の問題児たち』(KBS2)に出演し、「盛んに走って振り返ってみたが、“自分が何のためにこんなに走っているのか”という気がした」と苦衷を吐露した。

キム・セジョン
(写真提供=OSEN)キム・セジョン

DEXはギリギリのスケジュールのせいで「崖っぷちに追い込まれているという感じを受けた」と伝え、BTS・Vは「そうしなければならない状況ではあったが、本当に大変で、一日だけでも何もしないでいたいという考えをたくさんした」とし、「否定的で大変な気持ちがいっぱいで“怪我をすれば休める”と思ったこともある」と話した。

燃え尽き症候群と現在進行形で死闘中のスターもいる。最近だけでもITZY・リア、少女時代・ティファニー、VERIVERY・ホヨンなどが心理的な不安と体調不良で活動中断を宣言した。

リアは手書きの手紙を通じて「本当に多くのことをやり過ごしてきたようだ。そのなかにはもちろん、私たちが一緒に過ごした思い出、そしてうれしい瞬間もいっぱいだっただろう。とても大切な時間だったが、走るために自分自身をますます逃していたことがわかった」とし、「いつも私に誰よりもありがたい人たちなので、私も愛と幸せだけを与えたい気持ちだけだ。そのためには今はしばらく時間をかけて自分自身を先に愛し、満たさなければならないという気がした」と心境を伝えた。

ITZY・リア
(写真提供=OSEN)ITZY・リア

大切なのは「心の健康」

殺到するスケジュール、大衆の期待、悪質な書き込みなど、スターたちは自分の精神的な健康を脅かす数多くの外部要因にさらされている。

さらに心理的な限界に追い込まれ、残念な選択をした事例も少なくないだけに、スターたちの「心の健康」の重要性を強調する声は日々大きくなっている。

BLACKPINK・ロゼは、11月17日(現地時間)に開かれたアジア太平洋経済協力(APEC)の首脳会議に参加し、「いくら努力しても十分ではないと感じるときがあり、強い意見を持って(自分に対する)状況を主導しようとする人々は常にいる」と述べた。

BLACKPINK・ロゼ
(写真提供=OSEN)BLACKPINK・ロゼ

続けて「歌手として成功するまでの旅程が容易ではなく、依然として困難はあるが、自らの価値を大切に思う心が重要だということを悟った」「いくら大変でもこのようなことについて対話することが重要だ。私たちが身体の健康と鍛錬のために食べ物を食べるように、精神の健康も身体的健康のように、あるいはもっと気を使わなければ維持できない」と所信を明らかにした。

歌手イ・ジヘは『遊んでいたお姉さん』制作発表会で、「20代前半の若い友人らが出演したが、どのように遊んでいるのかずっと聞いても教えてくれなかった。本人もまだ遊んでいないようだ」とし、「後輩たちに話してあげたいのは、20代の頃には十分に遊ぶ時間も必要ということ。人が生きていると大変な瞬間が来る。挫折してストレスの多い時間が来るが、その時間をどう上手く解決するかが重要だ。なので自分は、どうすれば上手く遊べるかについてよく考えてほしい」と残念がった。

麻薬投薬疑惑を受けるも精密鑑定を通じて陰性であることを明らかにしたG-DRAGONも、やはり「芸能人という特性上、大衆の関心と愛を受ける職業なので自己管理を知ってさらに徹底しなければならない」としながらも、「空虚さやストレスは個人的に解消する方法を探さなければならない。絶対にそれが麻薬になってはならず、麻薬ではない」と健康的な解消法を強調した。

G-DRAGON
(写真提供=OSEN)G-DRAGON

またキム・セジョンは燃え尽き症候群を克服した方法として、「旅行計画を立てること」と明らかにした。彼女は「ここまでを終えて旅行することにすれば、時間が流れる」と伝えた。

自分の仕事に自負心を持って最善を尽くすことも重要だが、自らを追い詰めると体も心も病気になるものだ。プロフェッショナルに任されたことをやり遂げた分だけ、自分の面倒を見ることに集中する時間も必要だろう。

すべてのスターが元気に活動を続けられることを願う。

(記事提供=OSEN)

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