FIFTY FIFTY偏向報道を暗に認めた?韓国時事番組、問題回の再視聴を中止…理由も明かさず

2023年11月21日 テレビ #FIFTY FIFTY

米ビルボードで新人としては異例の成績を残し、“奇跡のグループ”と称されるも、4人中3人がいなくなったFIFTY FIFTY。彼女たちの問題を取り上げていた時事番組が、FIFTY FIFTY編の再放送を中止した。

【写真】FIFTY FIFTYに唯一残ったキナ、衝撃イメチェン

11月21日、韓国SBSの時事番組『それが知りたい』(原題)公式ホームページと、動画配信サービス「wavve」では、FIFTY FIFTYの問題を取り扱かった第1365回「ビルボードとガールグループ-誰が翼を折ったのか?」の再視聴サービスが中断された。

この動きを受け、本サイト提携メディア『OSEN』はSBSに質問したが、再視聴を中止した理由、再公開の可否について「伝えることはない」と明らかに。SBSは15日に続編を準備中と明らかにしていたが、6日が過ぎた現在(21日)も動きはない状況だ。

FIFTY FIFTY回の偏向報道とは

FIFTY FIFTY
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今年8月19日に放送された「ビルボードとガールグループ-誰が翼を折ったのか?」は、FIFTY FIFTYの専属契約と関連した争いを取り扱っており、メンバーが練習生時代に体験した困難や、推測に基づいた音源収益などの内容が公開された。

だが同回放送以降、『それが知りたい』には時事番組、探査報道番組の基本である中立を守れておらず、FIFTY FIFTY側に偏った内容だという指摘が殺到。特に、タレントと事務所の亀裂について詳細を知らない視聴者が見ると、誤解を招きかねないという声が相次いだ。 

これにより、視聴者たちは番組廃止要求とともに視聴ボイコットを敢行し、韓国マネジメント連合と韓国芸能製作者協会は偏向報道に公式抗議する事態にまで発展した。

結局、番組側は「今回のプログラムは利害関係を取り囲んでいる、どちらか一方の肩を持つためではないことを明確にする」としながらも、「放送過程で製作陣の意図とは異なり、K-POPの現場で仕事をしている多くの方々とK-POPを愛するファンの心を傷つけた点について、深く謝罪の言葉を申し上げる。韓国マネジメント連合や韓国芸能製作者協会など、団体から送られてきた言葉と批判も重く受け止める」と頭を下げた。

なお、昨年11月にデビューしたFIFTY FIFTYは、わずか5カ月で楽曲『Cupid』が米ビルボードのメインシングルチャート「ホット100」で17位を記録し、一躍注目を集めた。

しかし6月、メンバー4人が所属事務所ATTRAKTを相手に専属契約効力停止仮処分申請を出したことで、一転して危機に。対するATTRAKTは外注企業のアン・ソンイル代表のテンパリング(専属契約期間中に他事務所と事前接触すること)疑惑を提起したことで、葛藤が続いた。

その後、裁判所はメンバー4人が提起した専属契約効力停止仮処分申請を棄却。これを受け、キナはATTRAKTへと復帰した。これにより、ATTRAKTはキナ以外の3人に専属契約解約を通知する運びに。FIFTY FIFTYは今後、キナを中心に新たに3人を迎え入れ、4人組へと再編する予定だ。

(記事提供=OSEN)

◇FIFTY FIFTYとは?

キナ(2002年生まれ)、セナ(2004年生まれ)、シオ(2004年生まれ)、アラン(2004年生まれ)の4人で構成されたガールズグループ。全員が韓国出身。確率的に五分五分という意味を持つグループ名には、理想と現実、そしてそのなかに共存する存在になるという思いが込められた。2022年11月にアルバム『THE FIFTY』でデビュー。2023年2月に1stシングルアルバム『The Beginning: Cupid』をリリースし、そのタイトル曲『Cupid』が大ヒット。米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」に20週以上も連続チャートイン(最高順位17位)し、BLACKPINKが持っていた歴代K-POPガールズグループの連続チャートイン記録(8週連続)を大幅に更新した。“中小芸能事務所の奇跡”と呼ばれた。

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