BLACKPINK“解散説”に創業者の逆転有罪…YG新グループBABYMONSTER、この状況で成功できるのか

2023年11月15日 K-POP #BABYMONSTER

大手芸能事務所YGエンターテインメントの新ガールズグループBABYMONSTER(ベイビーモンスター)がデビューを控え、本格的にベールを脱ぎ始めた。

【写真】BABYMONSTERの日本人メンバー、“アサ”とは?

新しいグループのデビューを通じて、BLACKPINK再契約の不透明性とYGエンタ創業者でもあるヤン・ヒョンソク総括プロデューサーの有罪判決など、悪材料を消すことができるかが注目される。

BABYMONSTERに対するYGエンターテインメントの期待はかなり大きい。彼女たちはヤン・ヒョンソク総括PDが3年ぶりに復帰して初めて制作したグループであり、BLACKPINK以来、7年ぶりにYGが披露するガールズグループとして早くから注目された。

当初、BABYMONSTERは7人組でデビューする予定だったが、デビューを準備してきたメンバーのアヒョンが健康上の理由で当分休息に専念することになり、6人体制で第一歩を踏み出すことになった。

BABYMONSTER
(画像提供=YGエンターテインメント)BABYMONSTERのデビュー日を知らせるイメージ

2023年の大本命がいよいよ

BABYMONSTERは今年3月に公開された全8話のリアリティ『Last Evaluation』で、メンバー全員の高レベルなボーカル、ダンス、ラップ、ビジュアルを公開し、熱心なファンを確保した。

正式デビュー前にもかかわらず、彼女たちの公式YouTubeチャンネル登録者数は300万人を突破するほど多くの関心を集めている。

業界でも彼女たちのグローバルな成果を肯定的に展望する雰囲気だ。とある企画会社の関係者は「BABYMONSTERは2NE1、BLACKPINKなど、“YG流HIPHOPガールズグループ”の成功方程式を総集合させたグループという期待がある。海外でもBLACKPINKに次ぐガールズグループというタイトルで、多くの関心を集めるだろう」と見通した。

チキータとアサ
(写真提供=YGエンターテインメント)個人ビジュアルが公開されたBABYMONSTERのチキータ(左)とアサ

NewJeans、IVE、LE SSERAFIMなど、昨年から勢いを見せるガールズグループはイージーリスニング曲で愛されたが、BABYMONSTERはそれとは差別化された強烈なHIPHOP曲を前面に押し出す予定であるため、訴求力があるだろうという見方も出ている。 

また、韓国(ハラム、ローラ)、タイ(パリタ、チキータ)、日本(ルカ、アサ)と多国籍グループであるため、BLACKPINKのようにデビューと同時に攻撃的なグローバル進出に乗り出すものとみられる。

これに対してYGエンターテインメント側は「これまでBABYMONSTERプロジェクトのために海外の有名作曲家たちとYG所属プロデューサーたちがコラボするソングキャンプを数回進行した。おかげで完成度の高いトラックを多数確保した」と耳打ちした。

BLACKPINKは再契約が不透明

YGエンターテインメントの株価は現在、会社の「キャッシュカウ」だったBLACKPINKとの再契約が不透明となり、動揺している状況だ。そのためYGにとっては、動揺を鎮める次世代ガールズグループBABYMONSTERの活躍が何よりも切実だ。

BLACKPINK
(写真提供=OSEN)BLACKPINK

実際にBLACKPINKの再契約“不発説”によって、YGエンターテインメントの株価は一時13%も下落したりした。

BLACKPINKに対する高い依存度は、YGエンターテインメントの弱点に挙げられる。11月13日に発表されたYGの第3四半期の売上高は、前年同期比25.6%増の1440億ウォン、営業利益は36.5%増の212億ウォンだった。

アルバム販売量は前年同期比26%ほど下がったが、BLACKPINKのワールドツアー効果で公演の集客数が681.2%増の334億ウォンを達成している。後輩グループTREASUREが着実な成長傾向を見せているが、まだBLACKPINKに代わるには力不足だ。

証券街はYGエンターテインメントがBLACKPINKの再契約と関連した公式発表を出してこそ、不確実性が解消されるという分析を出している。彼女たちの専属契約は8月に終了したが、3カ月が過ぎても結論が出ていない。YGが現在、BABYMONSTERにすべての力を注ぎ込まなければならない理由のひとつだ。

YGエンターテインメントは11月14日に発表した四半期報告書を通じて、「公示基準日現在、アーティスト(BLACKPINK)との専属契約は再契約の件で交渉を進行中」とし、「最終結果は今後、投資判断関連の主要経営事項公示を通じて案内する予定」と明らかにした。

ヤン・ヒョンソク逆転有罪、“オーナーリスク”まで

YGエンターテインメントは、「バーニングサン事件」以降に続いた“オーナーリスク”でも騒々しい状況だ。

ヤン・ヒョンソク
(写真提供=OSEN)ヤン・ヒョンソク

先立ってYGエンターテインメントはBABYMONSTERを9月にデビューさせると明らかにしたが、11月に日程を遅らせた。これについてグループを陣頭指揮したヤン・ヒョンソク総括PDの裁判の影響で、デビューが延期となったのではないかとの見方もあった。

所属アーティストの麻薬投薬疑惑の捜査をもみ消そうとした疑いで裁判にかけられ、1審で無罪となったヤン・ヒョンソクだったが、11月8日に開かれた控訴審で懲役6カ月、執行猶予1年を宣告された。

そのためBABYMONSTERのデビューがさらに遅れる懸念も提起されたが、日付を明確に発表しただけに、追加のスケジュール変動はないものと見られる。

難しい局面に立たされたYGエンターテインメントの“切り札”、BABYMONSTERが新しい流れをもたらす救世主になるか業界の注目が集中している。

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「やっぱり…」YG新グループBABYMONSTER、デビュー前にメンバーが脱退

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