“事実上解散”で1人になったFIFTY FIFTY、米授賞式参加のため近く出国…世界の音楽関係者と交流も

2023年11月13日 K-POP #FIFTY FIFTY

契約問題で事務所と揉めに揉め、事実上の解散状態となってしまったK-POPグループFIFTY FIFTY。4人のメンバー中、唯一所属事務所に戻ったキナが、「2023ビルボード・ミュージック・アワード」(2023 BBMAs)に参加するため、近く出国することがわかった。

【写真】事務所に見放され帰る場所なし…FIFTY FIFTYの3人

所属事務所のATTRAKTは「FIFTY FIFTYメンバーのキナが、19日に開催予定の2023 BBMAs』に参加するため、16日午後ロサンゼルスへと出国する」と明らかにした。

FIFTY FIFTYは今年の「2023 BBMAs」授賞式で、「トップデュオ/グループ」「トップグローバルK-POPソング」部門にノミネートされている。

ATTRAKTによると、キナは授賞式が非対面で行われる関係で、18日のプライベートパーティーに参加し、世界の音楽関係者らと関係を築く予定だという。この場には、ATTRAKT USAのキム・セファンCOOも出席する予定だ。

FIFTY FIFTY、キナ
キナ

なお、FIFTY FIFTYは今年2月に発表した『Cupid』が海外で大きな人気を集め、歴代K-POPガールズグループ史上最短期間で米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」に入り、“中小芸能事務所の奇跡”と呼ばれた。

しかしメンバーの4人は、精算問題やメンバーの健康管理、保護の不備などを理由に、デビュー7カ月で所属事務所に専属契約効力停止仮処分を出した。裁判所はFIFTY FIFTY側の主張をすべて棄却し、所属事務所の手を挙げた。

その後、メンバー4人のうち、3人は徹底抗戦を続けると宣言するも、キナだけは訴訟を取り下げて所属事務所に復帰した。すると所属事務所ATTRAKTは「10月19日付でキナを除く残り3人、セナ、シオ、アランに対する専属契約解除を通知した。重大な契約違反行為に対するいかなる是正と反省もないことに対して措置を取った」と伝えた。

そのためFIFTY FIFTYは事実上の“解散”と見られている。

◇FIFTY FIFTYとは?

キナ(2002年生まれ)、セナ(2004年生まれ)、シオ(2004年生まれ)、アラン(2004年生まれ)の4人で構成されたガールズグループ。全員が韓国出身。確率的に五分五分という意味を持つグループ名には、理想と現実、そしてそのなかに共存する存在になるという思いが込められた。2022年11月にアルバム『THE FIFTY』でデビュー。2023年2月に1stシングルアルバム『The Beginning: Cupid』をリリースし、そのタイトル曲『Cupid』が大ヒット。米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」に20週以上も連続チャートイン(最高順位17位)し、BLACKPINKが持っていた歴代K-POPガールズグループの連続チャートイン記録(8週連続)を大幅に更新した。“中小芸能事務所の奇跡”と呼ばれた。

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