かつてオリンピックでメダルも獲得した“美女剣士”こと元フェンシング韓国代表ナム・ヒョニ(42)に対する警察の調査結果に、大韓体育会も注視を続けている。
【写真】ナム・ヒョニ、“性的関係”時の状況を告白「男だった」
再婚相手だったチョン・チョンジョとの詐欺の共犯容疑はさておき、ナム・ヒョニが運営するフェンシングアカデミーで発生した性的暴行及びセクハラ疑惑と関連しては、厳重な処分が下される可能性がある。
ナム・ヒョニは自身が運営する「ナム・ヒョニ・インターナショナル・フェンシングアカデミー」で性的暴行及びセクハラ事件が発生したことを認知したにもかかわらず、傍観した疑いが持たれている。
そして、その被害者にチョン・チョンジョが2次加害をした疑いも出ている。
事件当時、フェンシングアカデミーに勤めていたAコーチは、中学生や高校生の受講生に強制わいせつをした容疑が持たれており、警察が捜査に乗り出した。
ただ、警察の調査後、Aコーチが死亡した状態で発見されたことで、捜査が終結した状態となっている。
11月7日、大韓体育会の関係者は本紙『スポーツソウル』の電話取材に対し、「ナム・ヒョニ関連の事態に関して、我々が注目していることの一つが私設塾で性的暴行やセクハラが発生したことだ」とし、「大韓体育会や韓国フェンシング協会の理事である彼女が、指導者登録した後に運営してきたにもかかわらず、Aコーチの性犯罪疑惑を知っていながらまともに措置を執らなかったのであれば、懲戒処分を下すことができる」と伝えた。
Aコーチの性犯罪疑惑は、先月にスポーツ倫理センターに関連の申告が受け付けられたことで、世間に広く知られるようになった。
現時点では、政府の文化体育観光部傘下のスポーツ倫理センターの調査が優先だ。以降、ナム・ヒョニに対する警察の調査結果を基に、韓国フェンシング協会がスポーツ公正委員会を開くものとみられる。
仮にナム・ヒョニに対する疑いが立証されれば、スポーツ公正委員会を経て理事会で懲戒及び理事職解任などを議論することができる。
ナム・ヒョニが公正委員会の結果を受け入れなければ、大韓体育会のスポーツ公正委員会に再審を請求することができる。
大韓体育会の関係者は、「ナム・ヒョニが起訴されたが、現在いかなる結果も出ていないため、懲戒可否については直ちに議論はしていない」と伝えた。
ナム・ヒョニは警察の取り調べを受けた後の8日未明、自身のSNSに長文を掲載し、今回の一件に対する悔しい思いを訴えた。
「チョン・チョンジョに私も騙されたし、やられた」というナム・ヒョニは、「26年間努力の時間だったが、一度に崩れると心が痛い。ただ、私が死んだからといって終わることなのだろうか。共犯ではないと言っているのに、信じてくれない」と強調していた。
◇ナム・ヒョニ プロフィール
1981年9月29日生まれ。韓国・京畿道出身。身長154cm。大韓民国の元フェンシング選手。オリンピックは過去4大会に出場し、2008年北京大会で個人銀メダル、2012年ロンドン大会で団体銅メダルを獲得した。2011年に元自転車競技韓国代表のコン・ヒョソクと結婚、2013年4月に第一子となる娘が誕生したが、2022年8月に離婚を発表した。現在はソウル江南区でフェンシング教室「ナム・ヒョニ・インターナショナル・フェンシングアカデミー」を運営している。
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