「“日本の壁”越えられず」張本美和に敗れた韓国シン・ユビン、「集中力の差が明暗」と母国メディア指摘

2025年11月11日 スポーツ一般 #卓球

“日本の壁”を越えられなかった。韓国女子卓球のエース、シン・ユビン(21)が2大会連続で悔しい準決勝敗退に終わった。

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シン・ユビンは11月9日(日本時間)、ドイツで行われた「WTTチャンピオンズ・フランクフルト」女子シングルス準決勝で日本の張本美和(17)にゲームカウント2-4(9-11、11-2、11-13、4-11、12-10、13-15)で敗れ、決勝進出を逃した。

前週のフランス・モンペリエ大会でも準決勝で敗れたシン・ユビンは、これで2大会連続のベスト4止まりとなった。

試合の入りは悪くなかった。第1ゲームを接戦の末に落としたが、第2ゲームを11-2で取り返し流れをつかんだ。

しかし、第3ゲームをデュースの末に失うと流れが変わり、第4ゲームまで連続で落として追い込まれた。第5ゲームで集中力を取り戻し粘りを見せたものの、最後の第6ゲームは再びデュースで競り負けた。

内容面では十分に勝機があったが、終盤のわずかな集中力の差が明暗を分けた。デュースでのラリーではシン・ユビンの攻撃も鋭かったが、張本の粘り強い守備がそれを上回った。

今大会でもシン・ユビンは世界ランキング上位の選手たちと互角に渡り合い、4強入りを果たした。しかし、“あと一歩”を越えられなかった点が大きな課題として残った。

シン・ユビン
(写真提供=OSEN)シン・ユビン

決勝は張本美和と早田ひな(25)の日本勢対決となり、早田がフルゲームの末に4-3(11-4、11-8、4-11、6-11、11-6、9-11、11-9)で勝利。WTTチャンピオンズ女子シングルス初制覇を果たした。

早田は昨年のパリ五輪女子シングルス3位決定戦で、手首の負傷を抱えながらシン・ユビンを4-2で下し、銅メダルを獲得した選手だ。その試合後、涙を流す早田を敗れたシン・ユビンが抱きしめ、お互いを称え合った場面は多くのファンの記憶に残っている。

シン・ユビンは今大会で再び世界トップとの距離を実感した。近年は安定して4強入りを果たしているが、優勝を手にするためには、試合終盤の集中力と試合運びの精度を一段階引き上げることが求められる。

(記事提供=OSEN)

◇シン・ユビン プロフィール

2004年7月5日生まれ。韓国・水原市出身。身長169cm。大韓民国の女子卓球選手。韓国では大韓航空女子卓球団、日本では九州アスティーダに所属。幼少期より“卓球の神童”として注目を集め、2019年に史上最年少で代表入り。2021年東京五輪では韓国卓球の史上最年少五輪出場記録を更新したが、女子シングルスでベスト32敗退、女子団体で準々決勝敗退に終わり、メダル獲得に失敗。2023年杭州アジア大会で金メダル1個、銅メダル3個を獲得。2024年パリ五輪の混合ダブルスと女子団体で銅メダルを獲得し、韓国卓球に2012年ロンドン五輪以来12年ぶりの五輪メダルをもたらした。BTSのファンで知られ、推しメンバーはV。

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