卓球女子韓国代表シン・ユビン(20)の“もぐもぐタイム”が話題だ。
シン・ユビンは8月1日、フランス・パリのパリ南アリーナ4で行われた卓球女子シングルスの準々決勝で、日本代表の平野美宇(24、世界ランク13位)と対戦。セットスコア4-3(11-4、11-7、11-5、7-11、8-11、9-11、13-11)で制し、メダルまであと一歩となった。
この試合、3ゲーム連取で大きなリードを得たシン・ユビンだったが、平野は着替えを挟んで行われた4セット目から3ゲームを奪い返した。それでも、シン・ユビンは最終ゲームでデュースの接戦を制した。平野に2度もマッチポイントを奪われながらも、見事に危機を克服した劇的な勝利だった。
そんな白熱のゲーム展開はもちろんのこと、試合の合間に見せたシン・ユビンのキュートな表情も話題を集めている。試合途中にバナナを頬張る“おやつタイム”の様子は、Xでの再生回数が300万回を超えたほどだ。
試合後、シン・ユビンはインタビューで「おやつを食べなかったら7ゲーム目で勝てなかったと思う」とし、「体力の消耗が激しくて力が抜けた。お母さんが作ってくれたおにぎりとバナナをしっかりと食べのたが勝てた要因」と話している。
なお、シン・ユビンは同日の勝利で、女子シングルス準決勝に進出した韓国女子史上3人目の選手となった。中国、中国へと国籍を変更した選手が支配している卓球界で、シン・ユビン以前にベスト4入りした選手は、ヒョン・ジョンファ(92年バルセロナ五輪)、キム・ギョンア(04年アテネ五輪)のみとなっている。
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