麻薬疑惑のG-DRAGONは警察捜査の“犠牲者”か…「陳述だけで立件」説のなか、どう見るべきか

2023年11月08日 話題 #BIGBANG

麻薬疑惑に自分の名前が挙がると、自ら警察の取り調べを受けると伝えた。

【画像】クスリの影響か…G-DRAGONの“変化”

調査後は数多くの取材陣の前で、これ見よがしに自信満々な笑みを浮かべ、自分の無罪を確信した。警察から提示された証拠はあるのかという質問には、「ないでしょう。なかった」と答えた。

そんなBIGBANG・G-DRAGONの反応は、警察が明確な物証を確保できなかったということを暗示させ、そのため「G-DRAGONは警察の麻薬捜査の犠牲になっただけではないか」という疑問の声も出ている。

終始一貫して容疑を否認

G-DRAGONは11月6日午後、麻薬投薬容疑に対する自主調査を受けるため、仁川論峴(インチョン・ノンヒョン)警察署に位置する仁川警察庁・麻薬犯罪捜査係の事務室のドアを叩いた。

G-DRAGON
(写真提供=OSEN)11月6日、警察に自ら出頭したG-DRAGON

去る10月22日、麻薬類管理に関する法律違反の疑いで立件され、被疑者の身分となったが、警察に召喚される前に先に調査を受けると乗り出したのだった。

そんな行動を取ったのは、麻薬を投薬していないという自信の表れだ。先立って俳優イ・ソンギュンに続き、G-DRAGONが麻薬容疑で立件されたというニュースが知らされると、大衆の反応は明確に分かれた。

彼が過去に大麻喫煙の疑いで立件されたが、検察の調査で起訴猶予処分を受けただけに失望の声も大きかった一方で、警察の捜査結果を見守るというファンの応援も明らかに存在した。

G-DRAGONは先に動いた。彼は10月27日、法律代理人を通じて「私が麻薬を投薬した事実はない。また最近、マスコミに公開された“麻薬類管理法律違反”に関する報道内容とも関係がない。ただ多くの方々が憂慮されていることを知っているので、捜査機関の調査には積極的に協力する」と力を込めて伝えた。

自ら警察の取り調べまで受けると明かした彼は11月6日、取材陣の前で威風堂々とした態度を見せ、微笑んだ。車から降りると、指や肩などをストレッチまでしてフォトラインに立ち、取材陣と一問一答を交わした。麻薬をした事実がないことを再び強調し、早く調査を受けて出てくると話した。

G-DRAGON
(写真提供=OSEN)軽くストレッチしながら取材陣の前に向かうG-DRAGON

特にG-DRAGONは、「疑惑を否認しているが、警察の無理な調査だと思うか」という質問に「見守ってみないとわからないでしょう」と答え、「業者室長や麻薬関連の医師とは関係ないのか」という質問にも「ありません。行って調査を受けてもいいか」と話した。ファンには「あまり心配しないで、調査を受けてくる」と笑顔まで見せた。

G-DRAGONは犠牲者か?

約4時間の調査を終えた後は、さらに肩の力の抜けた表情を浮かべた。G-DRAGONは「調査に必要なことは積極的に協力し、事実通りに答えた」としながらも、「笑って終わった」という冗談まで投げかけた。

「今回の調査状況自体がお互いにどんな状況であるのかわからない状態で、私も聞いてみるためだったし、私の陳述が土台となって捜査に役立つかどうかは警察側が決める内容」と余裕を示したりもした。

G-DRAGON
約4時間の調査を終えて取材に応えるG-DRAGON。笑顔を見せる余裕も

また彼は「警察の無理な調査ではないか」という質問にも、「無理だとは思わない。警察と私が恨みを買ったわけでもなく、誰かの陳述があったので職業の特性上すべきことをしたと思う」とし、「無理だとは思わないが、良いほうにもっと無理をしてほしい。他の確認されていない内容は、これ以上無理しないでほしい」と強調した。

イ・ソンギュンを麻薬類管理に関する法律違反の容疑で立件した警察は、先立って拘束したソウル江南(カンナム)の高級クラブの女室長から、G-DRAGONの麻薬関連の陳述を確保したとされる。

またイ・ソンギュンとは別の事件でG-DRAGONに対する捜査を行い、麻薬を供給したとされる現職医師を立件し、麻薬伝達の経緯を把握していると知られた。

警察の立場では、G-DRAGONの堂々とした行動が歯がゆい状況だ。G-DRAGONの言葉の通り、彼が無罪であるにもかかわらず、他の証拠もなしに女室長の陳述だけで立件したのであれば、批判は避けられない。早くもファンらはG-DRAGONはスケープゴートにされたとのではないかと声を上げている。

ただ警察がなんの考えもなしに事態を大きくすることはないはずだ。G-DRAGONの簡易試薬検査の結果は陰性だが、精密検査と捜査結果の発表は残っている。今の状況では、どちらの肩を持つことも難しいと言わざるを得ない。

G-DRAGONのフォトライン前での威風堂々とした言動は、韓国芸能界の麻薬捜査史上にどんな前例として残るだろうか。もう少し見守りたい。

(記事提供=OSEN)

◇G-DRAGON プロフィール

1988年8月18日生まれ。本名クォン・ジヨン。2006年にBIGBANGのメンバーとしてデビュー。BIGBANGのリーダーで、グループ内ではラッパーを担当している。作詞・作曲、そしてプロデュースのスキルにも定評があり、数多くの楽曲をヒットさせた。2019年10月に除隊。2022年4月に『Still Life』を発表して約4年ぶりにカムバック。2023年6月にYGエンターテインメントとの契約が終了した。

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