女優のチョン・ソミンが6年にわたって出演した人気バラエティ番組『ランニングマン』を離れる。
2021年に11年出演して『ランニングマン』を離れたイ・グァンス以来、「俳優」を本業とするメンバーがもう一度別れを選んだことになる。
チョン・ソミンの『ランニングマン』での活躍は、2017年4月からだった。以前から尋常でないバラエティ能力で関心を集めた彼女は、『ランニングマン』のレギュラー出演で本格的な“バラエティキャラ”を確立。その後は『シックスセンス』にも出演し、国民的MCと呼ばれるユ・ジェソクと息ピッタリの姿まで見せ、女優のなかで秀でたバラエティ能力を認められた。
様々な魅力を見せながら「女性イ・グァンス」「トーク地獄」「オウム」など、“タレント”として大きく認められたチョン・ソミンだったが、いざ本業である“俳優”としての活躍は遅々として進まなかった。
2018年のドラマ『トップスターユベク』で演技力が評価され、2021年の『ショーウィンドウ:女王の家』が良い視聴率でヒットしたが、2020年には事実上、演技活動がなかった。チョン・ソミン本人もバラエティ番組で「私はいつ作品ができるのか」と嘆いたほどでもある。
チョン・ソミンに先立って『ランニングマン』を離れたイ・グァンスも同じだった。
イ・グァンスは「キリン」「裏切りグァンス」などのニックネームを得て、バラエティにおけるイメージを確固たるものにしたが、一部からは作品に姿を現したイ・グァンスから『ランニングマン』のキャラクターを思い出させるという反応もあった。
他にもバラエティで成功を収めた俳優のなかには、人気と同時に“困難”も手にすることになったケースがあった。例えば『想像プラス』『ファミリーがやってきた』で愛されたキム・スロだ。その後も様々なバラエティ番組で活躍して愛されたが、彼はある番組で「バラエティに出演すると台本の提案がある程度は減ってしまうと予想したが、実際に10分の1に減って本当に大変だった」として困難を打ち明けたりもした。
ただ、バラエティと演技の二兎を得た俳優もいる。
同じく『ファミリーがやってきた』などを通じてバラエティ能力を披露した俳優のチャ・テヒョンは、現在もチョ・インソンと共に『見習い社長の営業日誌3』に出演し、バラエティ界で活躍を繰り広げている。最近、人気を集めたディズニープラス『ムービング』をはじめとする、演技での活躍も続いている。バラエティ番組で得た好感のイメージがシナジー効果を発揮した例だ。
先立って『ランニングマン』を離れ、再びバラエティに戻ってきたイ・グァンスの場合も同じだ。『ランニングマン』を離れたイ・グァンスは、映画『奈落のマイホーム』『ハッピーニューイヤー』『パイレーツ:失われた王家の秘宝』、ドラマ『殺人者の買い物リスト』など様々な作品に出演し、本業での姿を取り戻した。
同時に『ザ・ゾーン:サバイバルミッション』『コリア・ナンバーワン』、特に最近放映中の『コンコンパルパル』に出演して魅力を十二分に発揮している。
彼らのように、俳優がバラエティに出演し、副業であるバラエティで本業である演技を輝かせることもある。今は“本業”である女優としての姿を探すために、しばらくバラエティを離れるチョン・ソミンだが、彼女にとってもバラエティは長い目で見れば「毒」よりは「薬」となる可能性が高いかもしれない。
リフレッシュを決心したチョン・ソミンの今後が注目される。
(記事提供=OSEN)
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