SEVENTEEN、NCT127、Stray Kids、ZEROBASEONE、RIIZEまで…K-POP界のアルバム販売数“1億枚”へ牽引

2023年10月25日 K-POP

ガールズグループが音源チャートを占領したが、CD販売数ではボーイズグループを超えることはできない。

【写真】SEVENTEENなど“全員再契約”がグループにもたらす意味

予約数だけで400万枚をはるかに超え、デビューと同時にミリオンセラーを達成するボーイズグループが誕生するなど、ガールズグループ全盛期だったK-POP界に異変が生じている。

SEVENTEEN
(写真=PREDISエンターテイメント)SEVENTEEN

10月23日、11thミニアルバム『SEVENTEENTH HEAVEN』でカムバックしたSEVENTEENは、“魔の7年”を経て、9年目で頂点に立った。韓国国内外のCD予約数は512万枚と集計され、グループ歴代最多の予約数を更新した。前作のミニアルバム『FML』は予約数464万枚を記録したが、今作では、さらに50万枚ほど多く売り上げた。

今年6月に発売された3rdフルアルバム『5-STAR』が、461万枚の売上を記録したStray Kidsも11月10日、新ミニアルバム『樂-STAR』を発売し、アルバムキングの座を狙う。『5-STAR』は前作『MAXIDENT』に続き、米ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」で3作連続1位に輝くという大記録も打ち立てた。

Stray Kids
(写真=JYPエンターテイメント) Stray Kids

この勢いに乗りStray Kids は、10月21、22日に第4世代ボーイズグループとしては初となる高尺(コチョク)スカイドームでの公演を行った。また、今作も「ビルボード200」1位に輝き、4作連続1位を記録するのか注目が集まっている。

デビュー8年目を迎えたNCT 127も10月6日に発売した5thフルアルバム『Fact Check』で1位の歩みを続けている。

NCT 127
(写真=SMエンターテイメント)NCT 127

彼らは、発売初週にリテールアルバムチャート1位、同名のタイトル曲『Fact Check』がダウンロードおよびBGMチャート1位を記録し、CD、音源ともに1位に輝いた。さらに、韓国主要音源サイトのチャートで上位を記録し、CDと音源の両方でパワーを証明した。

なお、NCT 127は3度目となるツアー「NCT127 3rd TOUR NEO CITY : SEOUL-THE UNITY」を11月17~19日、24~26日の6日間、計6公演をソウル・オリンピック公園KSPOドームで開催し、その後、約1年7カ月ぶりに日本ドームツアーを行う。

すでに人気グループのほか、デビュー直後にミリオンセラーアーティストの仲間入りを果たした“大型新人”ボーイズグループの活躍も目立つ。

怪物級新人も

ZEROBASEONE
(写真=スポーツソウル)ZEROBASEONE

現在、最もホットなボーイズグループの一つであるZEROBASEONEは、デビューアルバム『YOUTH IN THE SHADE』が初動売上182万枚を記録し、大型新人として名を広めた。

9月の月間チャートで累計販売数203万枚を記録した彼らは、歴代K-POPアイドル初の“デビューアルバムダブルミリオン”を記録した。

彼らは11月6日、2ndミニアルバム『MELTING POINT』を発売し、大きな歩みを続ける。

SMエンターテインメントからNCT以来、7年ぶりにデビューしたボーイズグループRIIZEは、公式SNS開設からわずか4日でフォロワー100万を突破し、K-POPグループ史上最短記録を達成した。

RIZE
(写真=スポーツソウル)RIIZE

デビューと同時に、世界的なレコード会社ソニーミュージックエンタテインメント傘下のレーベルと契約締結を知らせたRIIZEは、世間の期待通り、アルバムと音源で力強いパワーを誇った。

デビューアルバム『Get A Guitar』は、先行注文数で103万枚を超え、発売からわずか1週間で101万枚の販売高を記録し、超高速でミリオンセラーを記録した。

このようにK-POP界にはCD販売数“1億枚時代”が訪れる。韓国アルバムコンテンツ協会が運営するサークルチャートによると、今年1~9月までの韓国CD累計販売数(上位400位まで)は8500万枚を越えたという。

SEVENTEENが4月に発売した10thミニアルバム『FML』を含む全アルバムは、今年1年間(2023年1~9月)で合計1104万枚を売り上げた。K-POP累計アルバム販売数の8分の1をSEVENTEENが占めたこととなる。

『FML』は、現在まで約627万枚を売り上げ、K-POPアルバム歴代最多販売数を記録した。

ボーイズグループCD売り上げ上昇の理由

昨年から始まった第4世代ガールズグループ全盛期の熱気は今年まで続き、NewJeans、LE SSERAFIM、IVE、aespaなど、さまざまなグループが音源チャート上位圏を守りながらロングランヒットしている。そんななか、CD販売で頭角を現したボーイズグループがガールズグループ全盛期に大きな変動をもたらすことができるか注目が集まっている。

ある業界関係者は「初動CD販売数がファンの多さを計る指標と見なされており、ファン同士の競争から売り上げも大幅に上昇した。また、海外を基盤に活動を展開し、アメリカ、中国、日本などのCD販売数が着実に増えている傾向」と話した。

だが一部では、音源成績の場合、パフォーマンス中心のボーイズグループより大衆的で中毒性の強いガールズグループがヒットすると予想されている。また、別の関係者は「ボーイズグループの韓国国内音源、CD市場の業績不振に対する懸念の見方も存在する。グローバル攻略と同時にK-POPの正統性を守れるよう、内需市場を強化する努力も必要だ」と話した。

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