いじめ加害者と目されて活動中断となった女優パク・ヘスの復帰作がベールを脱いだ。
10月10日、映画『君と私』(原題、チョ・ヒョンチョル監督)がメインポスターと予告編を公開した。
映画『君と私』は、お互いに伝えたい言葉を心に秘めたまま、夢のような一日を過ごす女子高校生セミ(演者パク・ヘス)とハウン(演者キム・シウン)の物語。チョ・ヒョンチョル監督が脚本と演出を担当した最初の長編映画だ。
公開された2種類のポスターは、セミとはハウンが親友らと滝の前で撮った集合写真のイメージだ。学生服に身を包み、カメラに向かって爽やかな笑顔を向ける彼女たちがどんな話を展開していくのか期待が高まる。
また予告編は、奇妙な夢から覚めて涙を流すセミの姿で始まり、セミとハウンの日常的な瞬間と夢のような瞬間が入り混じった美しい映像美で注目を集める。ハウンに向けた心を感じられるセミのナレーション、穏やかに流れる音楽、多様な言語で伝える愛の文章がぎっしり詰まったコピーが好奇心を刺激する。
映画『君と私』はパク・ヘスにとって、2020年に公開された映画『サムジンカンパニー1995』以来、3年ぶりの復帰作となる。彼女が2021年に出演したドラマ『Dear.M』が、日本でしか配信されなかったからだ。
その理由は、2021年2月、パク・ヘスが学生時代にいじめの加害者だったとの疑惑が提起されたためだった。パク・ヘスは疑惑について事実無根と主張したが、暴露の影響は大きかった。
そんなパク・ヘス側は2年ぶりに反撃に出た。10月9日、「捜査機関では被告訴人(疑惑を提起した人物)の虚偽事実を指摘して告訴人(パク・ヘス)の社会的評価を侵害した点が相当で、名誉毀損疑惑が疎明されるという理由で起訴意見送検し、現在追加捜査を進めている」と明らかにしたのだ。
疑惑に対して正面から問題解決を図るパク・ヘスが、復帰作を通じてどんな評価を得るか注目したい。
◇パク・ヘス プロフィール
1994年11月24日生まれ。2014年のオーディション番組『K-POPスター』シーズン4でその名を知らせ、以降、ドラマ『内省的なボス』『青春時代』などで主演を務めた。またイ・ヨンエ主演の『師任堂(サイムダン)、色の日記』では、師任堂の子供時代を演じた。
■【長文】パク・ヘスが衝撃発言「暴露者は私をいじめていた人」
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