学生時代の校内暴力やいじめの加害疑惑で自粛し、ようやく復帰したI.O.I出身女優キム・ソヘだが、ドラマ復帰作の視聴率がピンチだ。
韓国の視聴率調査会社ニールセンコリアによると、8月22日に放送されたKBSの月火ドラマ『純情ボクサー』(原題)第2話の視聴率は1.8%だった。
第1話の2.0%から0.2%ポイント下がり、1%台に突入という厳しい結果だ。
この「1.8%」という数字は、今年放送されたKBSのドラマのなかで最も低い視聴率だ。1~2月の『ブレインズ~頭脳共助~』の最低視聴率は3.3%、3~4月の『オアシス』(原題)は5.2%、5~6月の『偶然出会った、あなた』(原題)も3.8%だった。
2PMテギョンの出演で話題になるも視聴率が振るわなかった6月~8月の『ハートビート』でも、最低視聴率は1.9%だった。
『純情ボクサー』はまだ第2話を終えたばかりであるため、ここから視聴率が急上昇する可能性は十分にあるが、このまま不調が続けば主演のキム・ソヘに対する厳しい意見も増えるだろう。
ただでさえ『純情ボクサー』は、“学校暴力疑惑”で活動できなかったキム・ソヘにとって約2年ぶりのドラマ復帰作だからだ。
オーディション番組『PRODUCE 101』から誕生したガールズグループI.O.I出身のキム・ソヘは、“演技ドル”(演技+アイドル)の夢を叶えようと女優活動を並行したが、2017年と2021年の2度にわたって浮上した学校暴力疑惑が打撃となった。
キム・ソヘは2017年、オンラインコミュニティに学生時代は不良だったという掲示物が投稿されたが、実際は被害者だったという事実が明らかになった。その後、暴露者は謝罪しており、そのまま事態は好転するかに思われた。
しかし2021年、また別の学校暴力疑惑が登場。当時、所属事務所側は「虚偽事実」として暴露者への強力な法的措置を予告した。
だがキム・ソヘが中学校1年生の時、学校暴力委員会で懲戒を受けた記録が公開され、議論が大きくなった。当時、キム・ソヘが受けた懲戒は1号書面謝罪処分。これに対して所属事務所側は「単純な誤解による争いであり、対話を通じて当事者が誤解を解いてうまく解決して終わった」と釈明したが、虚偽事実ではなかったわけだ。
最初から正確な事実関係を把握して公式立場を発表するのが賢明な選択だったろう。所属事務所の不十分な業務処理と一歩遅れた態勢転換が、キム・ソヘの学校暴力のイメージを強めることに一役を買ってしまった。
そんなイメージを払拭するための『純情ボクサー』が厳しいスタートとなっている。ここから大逆転はあるのか、注目したい。
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