『チャングム』女優イ・ヨンエ、母になって初めて感じた“演技の変化”とは? 【インタビュー前編】

2019年12月02日 話題

韓国時代劇『宮廷女官チャングムの誓い』で主人公チャングムを演じ、日本でも人気を集めた女優イ・ヨンエが、14年ぶりに韓国映画に復帰した。

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イ・ヨンエは、去る11月27日に韓国で公開された『私を探して』(原題)を通じてスクリーンに舞い戻った。2005年に公開された『親切なクムジャさん』以降14年ぶりだ。

新作の公開日を前にしたイ・ヨンエは、「徐々にドキドキしてくる」と緊張を隠さなかった。

しかし、いざ公開日を迎えると「久々だからそうなのか、あまりにも構えていたからなのか、逆に緊張感を感じられなかった」と伝え、「公開日が近づくにつれてドキドキしていた」と再び強調した。

『私を探して』の劇中でイ・ヨンエは、息子を失った罪悪感と懐かしさの中で時間をすごしながらも、息子を捜しだせるという希望を決して諦めない母ジョンヨンを演じた。14年という歳月の間に結婚と出産、そして育児を経験したイ・ヨンエであるだけに、新たな作品に臨む姿勢も特別だった。

(写真提供=ワーナー・ブラザース・コリア)

「母になると感性の幅が広くなった。そんなこともあって、私に大きく響いたようだ。社会に警鐘を鳴らす、社会に対する不条理を伝えたい、という気持ちが私に生まれたように思う。母親なので、子供に関する問題をさらけ出すのがとても大変だった。演技をためらうこともあった」

これまで数多くの作品からラブコールを受けてきたイ・ヨンエが、復帰作に『私を探して』を選んだことにも多くの関心が集まった。

イ・ヨンエは、「作品が良かった。吸い込まれそうな没入感に関わらず、希望を失わないエンディングも素晴らしかった」と作品に対する思い入れを伝え、「作品もそうだし、監督を信じた。新人だと聞いていたが、芯のある方だ。長い間磨いてきたというシナリオの力も信じていた」と信頼感もあらわにした。

強烈な印象を残した前作、『親切なクムジャさん』との比較も避けられない。これにはイ・ヨンエも首を縦に振った。

「直前の作品で、反応も良かった。しかし、それほど心配はしなかった。ジャンルも違って、母性愛でもなく復讐劇でもない。社会告発劇というべきだろうか。それほど悩みはなかった」

イ・ヨンエは劇中で、ほとんどノーメイクの顔やぼさぼさの髪を躊躇いなくさらけ出した。それだけでなく、全身を投げつけながらリアルな演技を披露した。イ・ヨンエはこれについて、「家に帰ったら痣もできていた。それでも楽しかった」と語る。

「感情の幅が大きな役だった。変化に富んだ感情を表現するということが、役者として久々にできて面白かった。スタントによる代役もあったけど、基本的な流れはアクションスクールに通った。代役の方との差が生じないように、上手く吸収することが大事だった」

また、女優としてのビジュアルについても話している。

「チャングムのときは、自分だけ服装が…」

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